猿の種類にクモザルというのがあるくらいだから、猿に似ている蜘蛛がサルグモと呼ばれないわけがない?というわけでサルグモ、名前は猿飛。
窓を開けて気持ちよく寝ていたら顔に雨。
朝、起きて洗面所の窓を閉めようとぼんやりしながらノブをグルグル回した。うちの窓はフランス窓のように開くやつが多い。内側に網戸が入っているので窓を触らずに、ノブを回して閉じたり開いたりする。
すると網戸とガラスの間に挟まれてオロオロしているやつに気がついた。蜘蛛さん、おおきなやつ。仕方がない、雨が入ってくるけどちょっとだけ開けておいた。蜘蛛の巣張ったら追い出してやる。
「杜子春」など読んじゃうと、なかなか蜘蛛は殺しづらい。今まで何匹助けたことか。ぼくが地獄に堕ちたら、蜘蛛の糸で金門橋ぐらい作れるのではないか?
そしたらみんなでてくてく渡りましょ。かわいこちゃんは無料。自民党と役人は通行料七文。
暖かくなっていろんな虫が正体を現しはじめた崖地域。サルグモ猿飛くん。足を広げると手のひらぐらいはいくかも。
ゴールデンウィーク中かつて無いくらいに晴れっぱなしかも知れないなどと大きなことを言ってくれたのに、三日めで雨降りとは天気予報、なんやねん。占いの方がよく当たるかも知れない。なにしろ占いは外れても(多分)害はないけど、天気予報は損害が出たりする。
もっともらしい顔して科学的に説明してくれるけれど、はずれははずれ。毎日変更するような長期予報ならやめたらいいのに。
この頃、浜辺を歩くときについ拾ってしまう桜貝。熱心に集めているわけじゃないけれども、少し貯まってきた。
なんでも紐を通すのにちょうど良いところに開いている穴は、ヒトデが開けた穴なのだそうだ。貝がまだ生きているときに、穴を開けて中身を吸って食べるのだろう。薄くてやさしい色の桜貝の中で断末魔をあげる姿は想像しにくいね。