渋谷チェルシーホテル。といってもホテルではなくてライブハウス。赤いビロードのカーテンと、古びたシャンデリア風な灯りが場末のキャバレーを少なからず演出している。
そこで昨晩は黒色すみれのDVD発売イヴェントのソロライブ。
DVDの帯裏には「黒色すみれの本当の良さはLIVEでなければわからない」と、なんだか堅苦しさの抜けないコピーが載っていますが、実にその通り。実際それ以外にどう書いて良いのやら?
ブルースやソウルミュージックで、ライブで「ゴキゲンにノリノリ」というのも「LIVEでなければわからない」ものだとは思います。姪っ子が大晦日になると出かけるジャニーズのナントカもそうかも。
そして黒色すみれはすこうし感じが違うかもしれないけれど、同じくやっぱりライブを見なくちゃね。
「ゴスロリ」とくくってしまうと、なにやら異色の世界観をもてあそぶエキセントリックなお遊戯に思われてしまうかもしれない。けれども、ここにある音楽は彼女たちのロマンティシズムに深く根を下ろした薔薇の花。一日休めば、一日分色褪せてしまいそうなほど鮮やかに咲かせている。奇をてらった目新しさや、体裁だけの見栄えなんぞ微塵もない。
しかも可愛い。
「えらいやっちゃ!」
昨日は、バンドがいたのでアコーディオンは無し。あの良い音のアコーディオンも聞きたかったけれども、ハンドマイクのゆかはいつもより安定しているし、表現も豊かで力強い。
新曲の「珊瑚と潮」は、悲しい曲です。
この曲のさちのバイオリンを弾きながらのコーラスとゆかのボーカルのハーモニーの美しさは、まるで黄昏の渚で眺める虹の綾なす奇跡。是非ライブで聞いて欲しい。
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話変わって折りたたみ自転車買いました。昨日、少し渋谷を乗り回してチェルシーホテルの前で記念撮影。ドロップハンドル久しぶりっこ。三角形の定規のようなフレームが良いでしょ?