忘れないうちに書いておかないと忘れちゃうね。ふむー。こういう文章は変。覚えているうちに書いておかないと忘れちゃうね。う〜〜む、どう書いてみても意味が二重にみえる。乱視のメガネをかけているようだ。まあ、とにかく。
三日は、午後から高校時代の先輩N氏が来てくれた。大学に入りたてのぼくをアパートに呼んで、無理矢理サイドギターを仕込んでくれたありがたい先輩です。
彼は最近作ったリンゴ箱くらいの大きさの木箱形のパーカッションを持って来てくれた。スペインのフラメンコギターのバックなどでポカポカ叩いているアレである。流行にのっかった斉藤ノブが髪の毛を束ねて、妙なラテン系を気取りつつ叩いていたりもする。箱の中にギターの弦が張ってあって、強く叩くとビリリリと割れるような音がする。腹を叩いたり肩を叩いたりすることでもずいぶん音が変わって面白い。なろほどなるほど。
名古屋といえばコメヒョウである。コメヒョウといえばこの頃、東京店も出来るなど全国的大展開を見せている質流れ屋である。愛知県に住んでいる間に行ったことがなかったので、今さらながらN氏の案内で大須店に行ってみた。
大須の駐車場にクルマを停めて「とりあえずご飯」。N氏が「ヤバトン、ヤバトン。」と連呼する矢場とんが目の前にあったが長蛇の列。みそかつ、コメヒョウ、みそ煮込みうどんで大三元?
正月から並んで食べるのも浅ましいような気がして、すぐ近くのとかく辛いらしい中華屋へ行くが、ここは準備中だったので先にコメヒョウを冷やかして歩いた。
楽器コーナーです。まあ質流れやら中古やら、この頃はヤフオクなどもあるものですから、意表をついて安いモノなどは何もなくて、どれもこれもほどほどの割高な感じ。掘り出し物はありまへん。がっかり。つまんない。件の木箱の太鼓も三個ぐらいおいてあった。流行ってるのん?
7階の楽器コーナーは貧乏風情の若者多しですが、1〜3階の時計、宝飾、バッグコーナーはまた趣の異なったアベックなどで混雑中。お年玉&新春デートのプレゼント?
コメヒョウを出たところにたこ焼きの屋台が出ていて「しょうゆ」とさりげなく書いてあったので、すこぶる食いたくなったものの、これから矢場とんへ行くのであきらめる。が、矢場とんはさっきよりさらに混んでいたのであきらめる。横のとかく辛い中華屋は店内の階段いっぱいに人が並んでいた。根性あるね、名古屋の人。
仕方なしに歩いて近くのみそ煮込みうどんのお店。親子みそ煮込みうどん定食、おいしゅうございました。
ついでに大須観音に初詣。大須というところは、東京でいうところの浅草によく似ています。中学高校とよく通った映画館、大須東洋館がありました。ブルース・リーやらブロンソンやらアクション、オカルト、あれやこれや三本立て600円よく観ました。
ブルース・リャンの「復讐のドラゴン」だったかそういうのを観たのも確かここだったと思います。
そのブルース・リャンさん、先だってチャウ・シンチーの「カンフー・マスター」に最強最悪のカンフー役で出ていたのを観てぶっ飛びました。スゲエ配役をするもんだなぁ〜。てっきり忘れてたけれどブルース・リャン、禿げちゃったのね。
「ドラゴンへの道」を観たのもここだった。うるさいから話すなと言うのにしきりに話しかけてくる友人。話し声に腹を立てたオヤジが選んだのはなぜかぼくの方。ゴポン!という音がして目から星が飛び散った。椅子の下にコロコロコロと転がるコカ・コーラ瓶。
「あいてぇ〜〜〜」
もうね、思いっきり殴られたとですよ。まったく。痛かった。そんなこんなのしょんべん臭い大須東洋でした。