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昨日からカメラがない。カメラが無いというか見あたらない。それが昨日からかというと昨日そう気がついただけで、もっと前から無かったのかも知れない。
はて?一番最後に使ったのはいつだったか。どこへ持っていっていつから姿を見かけなくなったか?こういった記憶をまさぐる問題は、われわれのようにやや老眼気味になりはじめた連中には不向きであるよな。なにせ今日はなん日だかも分かっていない。さて新聞には27日(金曜日)とかかれてある。 旅行に行っていた間は、毎日当たり前のように写真を撮っていたし、ちゃんとブログにもアップしたから問題はないね。まあ当たり前。その後どーした? 旅から戻って次の日に早速、ゴールデン街「すみれの天窓」にて都会のなまあたたかい風に浸る。ここでは写真を撮ったな。さてはここで無くしたか? いや、バイオリン奏者のサチの写真をナントカ見られるものにしようと悪戦苦闘した痕跡がある。暗くてダメダメ写真しか撮れなかった残骸がある。 この日は、サチが赤いドレスでバイオリンを弾いて、小品をいくつか聞かせてくれた。 アコーディオンや電子ピアノで歌うユカの歌には少し当てられ気味だった。こうしてソロ合戦を聞いてみると、「黒色すみれ」であるためには、サチにはユカが、ユカにはサチが必要なのだと、当たり前だけれどもそう思えた。偉そうでゴメン。サチのケーキとユカのコーヒーの組み合わせで、ちょっと遅いお茶の時間を愉しませていただきました。 その後、カメラはどこへ行ったか?「SPARKS SHOW」? 渋谷へはクルマで行ったけれども、カメラは持っていかなかった。飯田橋の某社にて仕事をしつつ時間を潰して、H氏を乗せて渋谷へ繰り出した。いつものように東急の駐車場に入れて、ホテル街の真ん中のO-EASTへ。 前座の「捏造と贋作」はみたかったけれども、もうひとつのナントカいうのを見なくてもいいように1時間半遅れて行った。しかし開演が1時間遅れていて、ちゃっかりソレを観させられて閉口した。 ぼくは人間の形がアリのように見えてしまう、女性の固い服装が苦手。「ソレ」の片方の女性もそのような格好をしていた。相方の男共々、延々1時間あまり口パクのカッコツケ。一曲目からデビッド・ボウイの「フェイム」にカッコをつけている。カッコつけなくても十分にかっこいい曲なのに、呆れたアンちゃん、パープリン。ユーリズミックスCDの日干しをかんなで削って出汁にしたみそ汁でも飲んで、お茶の間でお昼寝でもしてろっちゅうねん。 SPARKSについて、こんなにファンがいるって思わなかった。しかも変に燃えていて、盛り上がっている。 以前、タワーレコードでSPARKSのDVDを見つけて買ったときは「日本中で今ごろこんなDVDを買うのはぼくくらいなもんだろうナー」っていう寂しい気持ちでレジに差し出した。まるで自分だけがSPARKSの理解者であるような気持ちだったが、実際はまったく異なっていた。 ぼくは、当日座った席と同じくらいただの末席のファンに過ぎなかったんだな。ああーよかったよかった。みんなが盛り上がってくれて良かった。なんて親心?などちょいと思ったりしました。 SPARKSのステージは2部構成で、1部がニューアルバムからの新曲、2部は往年の名曲?ヒット?パレード。 1部はシンプルでおかしいビデオ映像とキーボードのロン・メイルの掛け合いなどあり。ヴォーカルのラッセル・メイルは始終踊りっぱなし、弾みっぱなしで歌いまくり。SPARKSの楽曲は、日本のポップに似ていて、歌詞がめいっぱいてんこ盛り。イントロも無しで歌と同時に曲が始まるというのが何曲もある。そのほとんど全て隙間無く歌うラッセル・メイルのスタミナってすごいナー。 2部は名曲「ACHOO」から始まって、え?って感じ。ACHOOは最後の方で一緒に歌ったら良かったのにな〜。 ロン・メイルの重力靴は重そうで、なかなか動けない。一見ビニール素材のクロシロのコンビなのだが、地べたにびったりくっついている。キーボードを弾くときは腕より下しか使わない。まるで手首より下しか作られていないロボット。顔は妙に大きくセルロイドのように艶やかで、20年前のアルバムジャケットの怖じ気づいた表情のまま、今とどう変わったのか分からない。 ライブは大盛況で終わった。終わったステージの上からラッセル・メイルは握手をたくさんしていたけれども、ロンはどうしても差し出されている手の所まで行けない。あと2歩前に出れば、ロンに向けられた賞賛の掌を握ることが出きるのに。もじもじ兄さんは、ついにそこへ歩み寄ることがどうしようもなく出来ませんでした。 そんなこんな含めてSPARAKS大好き。ああ良かった。 会場で、Kさんと会った。Kさんは時々メトロファルスにサックスやパーカッションなどのサポートで参加している。あまり会話はしたことがなかったけれども、打ち上げなどでも近くにいることが多いので、ぼくの方はものすごくよく知っている。それで、知っているのに素通りはいけないと思って挨拶したら、「誰?」って感じで思い出そうとするのみならず、怖がっている様子。はぁ〜〜、挨拶しなきゃよかった。 まあ、そーだよねー。片やステージの上の人物だもんね。帰りにも通路であって、再び挨拶いたしましたが、この時は思い出してくれていたようです。でも「いきなりなんだか馴れ馴れしいぜ」みたいに思われたんじゃないかなぁ? そういえばKさん、この前の東京ジャズナントカの中継の折「渋さ知らず」で吹いてたし…。すみませんね。 これからはもう一歩下がってるようにします。 それでカメラですが、いつもは居間の猫ジャングルの片隅にひっかけてあるんです。ここ何日かみてないですね。いつだったか「誰かにカメラ持ってくれば良かった」と呟いた記憶が…ああ、これもSPARKSの時だ。カメラチェック、レコーダーチェックなんて無かったもんだし、みなさん盛り上がってきて携帯カメラでパチャパチャ沢山撮影してたので、普通にカメラで撮っちゃえば良かった。Mオーディオも持ってけばよかった。 昨日は、あがた森魚のライブ。バンドかと思っていたらひとり弾き語りでした。そういえばいドラムが置いてなかったので???って思っていたのでした。 これはもう「場末」を絵に描いたような雰囲気で、良いも悪いも超越した次元の物語。曲に合わせて照明なんかを弄られると、もう本当に安っぽくってしかたがない。本州の行き止まりの下関の閑散とした商店街に、もし劇場があるならば「こんなふう」だろうと思われた。夢千代日記よりもすえている。 でも歌い出すと、これが実に本物なんですよ。本物とか偽物っていう言葉はどーも曖昧でイヤなんですけれども、自分で作った曲を自分で歌うということ?どのように崩して歌ってもそれはやっぱり彼の言葉で、つまりは彼の心なのだということ。 ルイ・ビトンのバッグを買ってきて「これが本物なのだ」と借り物人間が言うのとは次元が違う世界。 そして、あがた森魚独特の遠近法。歌が始まると舞台の箱の扉が閉じて、別の宇宙の箱が開く。そうして雪崩うついろんな考えや思いに思考が飛んでいってしまって、ハッと気がつくと歌の終わりで、拍手している。妙なものだねこの人の弾き語り。 「雪が谷日記」と「愛しの第六惑星」を聞けて良かった。この場末の雰囲気を写真に撮ってブログに載せられたらと思ったけれど、カメラ持ってきてないし、どこにあるのか分からない。 今日、いつも見ている「Photo of the Day」というデジカメのブログにやっとPentaxのK10Dが登場。 K10Dの発売日が一ヶ月延びたので、これを注文しているぼくとしては、モノが手に入らない以上なにか話題が欲しくて乾いていたところだったので嬉しい。しかも沢山誉めてあるのでさらに嬉しい。 しかし、ぼくのカメラどこへ行っちゃったんだ?おーーい。
by magari_tumuzi
| 2006-10-27 13:11
| その他いろいろ
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Comments(4)
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7doors
at 2006-10-28 01:25
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スパークスの日は、たしかに持ってなかったゾい!今日はカメラはなしって言ってた。
0
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magari_tumuzi at 2006-10-28 10:23
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椿♪
at 2006-10-29 00:16
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う~ん。うろ覚えですが、SPARKSの日、車でカメラを見たような・・・?
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magari_tumuzi at 2006-10-29 02:17
転がってたんだね。きっと…ずっと足下に。
スパークスライブに持っていけば良かったな。
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