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でも、流しの排水を流すパイプが無くて、思いっきり階下の入り口の軒に降り注ぐので、人がやってきてたじろぐことも何度かありました。 冬などは当然のように凍っていますので、学校に行くのが夕方になるのは、ぼくのせいではなくて水道のせいなのです。 ebayというアメリカのオークションで、スピーカーを買いました。落札金額は日本で同じ物を買うのの半分ぐらいです。ヤッホー! そこに配送代を加えてもまだかなり安いです。ところがじわわじわわと円安。いつの間にか1ドルが116円。う〜ん、納得いかん。これは有事の時にはドルを買え!というアレですかい?キチガイイス ラエル政府のせいですな。昨日ニュースを見ていたら、ベイルートの女性は美人ばかり。綺麗な婦人が泣いたり叫んだり困り果てたりしている。あの人たちみんな殺されちゃうの? あれ?遠い空でポンポン空襲?どこかで花火大会あるのかな? 隅田川は土曜日だったよね。 郵便局でアメリカに送金しようとしたら「ここでは出来なくなったんですよ」と、言われた。 政府的にはずっと「どこでも同じサービスが受けられる民営化」という予定だったのかも知れないけれど、もうすでにそういう建前はなし崩しということで。 とりあえずロゴと看板は新しくなった。そんなの後でええやン。どこの広告代理店かしらんけど、甘い汁を吸うのに長けているよなぁ。戦争になっても、革命が起こっても儲けるのが広告代理店。 「ご提案」というのには気をつけましょうね。「ご」の付いたヤツ。 それで、そこから近い郵便局を案内されそうになったけど断った。この暑いさなか、腹が立っているのに一局分歩きますか?家に帰って車で上野郵便局に行きました。大郵便局はガラ〜〜ンとしてほどよく涼しい。暑い夏を過ごすのに郵便局はうってつけ。 円ドルのレートが現在1ドル116円なのに郵便局の扱いは119円。この暑いのにどういうことなんだ?クーラー代かね? キチガイイス ラエルより郵便局を恨みたくなる。しかも為替のペラ紙一枚送るのに2500円の手数料。それがアメリカに届くのに1週間以上かかるかも知れないと丁重に言われて、ハイそうですかと引き下がって帰ってきた。それ以外にどうしようもないんだな。地雷がないだけ日本はましなのか? はぁ〜暑いですね。日本の夏。 * * * 七月廿六日。 夕方になり重い雲が空を塞ぎ、急に暗くなった。今に降るかというくらいになって来客。昨日、大家さんの言っていた鳴弦とやら。物々しい出で立ちのとびきり太った祈祷師。なにか功名をなしてチヤホヤされたいという卑しさが風体から滲み出ている。家に入れるのも汚らわしいが後の祭り。こんなもので落ちるような憑き物なら、蚊取り線香でも落ちるのではないかと思えた。 大事君が久しぶりに顔を見せた。付き人として弓・矢・靫(うつぼ)を大切そうに運んでいる。しばらく顔を見なかった近在の方々も大挙してやって来た。 「これこそが、かの、源頼光の所持せし弓。九尾の狐を追い払うのに矢を射たという謂われの破魔の弓、雷上道(らいしょうどう)そのものである。」 と、見るからに新しい藤の弦巻、朱塗りの豪華な弓を振るう。そして雷鳴入道と自らを名乗った。 「ところでここはクーラーは入らんのかな?」 「すみません。今、水汲んできますので…」立って洗面器に水を汲み、冷やしたタオルを持って差し出した。 どっと雷鳴。いきなり至近で落ちたような地響き。部屋の中で照明弾が炸裂したように光り、停電。どすっと入道がしりもちをついた様子。すさまじい勢いで大粒の雨が屋根をたたきはじめる。 「みよ、ワレの来ただけで物の怪どもが怖がりよぅわい。わっははは」と、気勢を上げる。 『これは見ものだ』ぼくは心中そわそわ楽しくなってきた。停電の中よくよく見ると祈祷を待つ人々の数が倍、いや四倍くらいに増えている。 「これより南河内郡太子町、稲沢家における狐狸の憑き物祓いの祈祷をはじめまする。」演説のごとき冒頭の言葉から、真言陀羅尼に似た文を唱え、御幣を振るう。 尻の下で畳が持ち上がりだした。バタンバタン、苦しげに暴れるふうだ。入道の気合いで、みんな息を凝らしてびくともしない。 入道が立ち上がり、仁王立ち、弓を構えて弦を引く。 ビィ〜〜ン、ビィ〜〜ン。 四度同じ方角を向いて鳴らし、四方向へ繰り返す。机の上の本や画材などがバタバタと飛び跳ねる。雨足がさらに強くなり、雨だれが屋根から滝のように流れ落ちる。柱が震えて家が壊れそうに音を立てる。 ビィ〜〜ン、ビィ〜〜ン。 さらに呪を唱えながら弓を鳴らす。 四方へ鳴らしながら四回まわり終え、構えていた弓を持ち替え、右手で印を結んで気を放った。 「ハ!」 すると暴れていた畳がなりをひそめ、家鳴りも収まった。飛び回っていた小物が元あった場所にポトポトと落ちた。 信じられない気持ちだったが、これで憑き物が落ちたのだろうか?いつの間にか雨が止んでいる。停電が回復すると拍手が湧き起こった。ガヤガヤと晴れ晴れとした雑踏の賑やかさ。大事君は泣き顔になっている。 「これで、憑き物は墜ちましたぞ。」とふんぞり返る汗だくの雷鳴入道。 「どうぞ」とすかさず顔拭き用のタオルを差し出す女中。「うむ。」と満足げに受け取り顔を拭く。 「うわ、臭い。」ネチャネチャした液体がタオルから糸を引いている。離れていても鼻が曲がるほど臭い。周りにいた衆も鼻をつまむほどである。どうしたわけか拍手と笑い声がケラケラとわき起こる。 「臭い臭い、みずみず!水をくれ。」と、入道。ケラケラ声が余計に盛り上がる。つられて鼻をつまんでいた衆も笑いだす。大事君の顔が蒼白になっている。 ドーンと天井を大きなバチで叩いたような音。天井の真ん中が膨らんで入道の頭にくっつくかと思いきや、巨大な指先が出て彼をつまんだ。近所の人たちは耳を塞ぎ、頭を伏せながら上目遣いで見上げている。半分以上の衆は大笑いに拍手喝采。 雷鳴入道、抗って鳴弦を再びはじめるが指で弄ばれてクルクル回される。弾いていないのに弓の音が勝手に鳴りだす。独楽のように転ぶこともならずグルグル廻される。やっと指が離れたと思ったら、みんなを置き去りにして、よたよた千鳥足で逃げるように去っていった。去っていった方向が出口と逆だったが、勝手に窓を開けて崖のような石垣を転げていった。 指が天井に埋もれるように消えてゆくと、近在の人たちは我がちに逃げ帰っていった。大事君は、腰が立たないようだった。ここで寝かせてもいいが、妖怪の家では落ち着かなかろうと思い、「近在の人たちもどき」に肩を貸してもらって連れて行った。残っていた「近在の人たちもどき」も、イベントが終わってしまうと三々五々世間話などしながら夜の中へ帰っていった。
by magari_tumuzi
| 2006-07-27 18:16
| 七月のにぎやかな客人
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Comments(2)
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by
7doors
at 2006-07-27 22:14
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あ、これだ(上の写真)!昔みせてもらったの。2階だったんだ。
0
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by
magari_tumuzi at 2006-07-28 01:37
イブ・クラインの様に空を飛ばないと、二階からは葡萄は取れませぬ。
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