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死人の箱には十五人 ヨーホーホー
それからラムをひと瓶と なんてったって、アイドルに選ばれる人の職業のダントツ一位は海賊様です。チャライ芸能人や○カスクサイお笑い芸人に憧れているうちは、まだまだ子猫ちゃんですな。 子猫ちゃん、食べちゃうヨン。グワ〜〜〜なんつって、「宇宙からの物体X」の犬みたいになったりして。 海賊っていっても最近Tシャツを売り出し中の実在の海賊じゃありません。まず片腕だったり、片足だったり、片目だったりしなくちゃダメです。肩にオウムなどを乗せていればなおいいですね。帽子はナポレオンみたいなヤツで、タオルをまいているのなんざあ、チョー下っ端のいうも恥ずかしい青二才。まあ、そういうのに母性本能を刺激されたりするっていうのもアリですけどね。 「海賊の歌」は恐いです。どこかに6ペンスとか1ギニーとか金貨とかの歌詞があったかと思ったら見あたりません。記憶違いだったみたいです。ぼくが知っていた訳を発見できなかったので、なんかもどかしいです。 Fifteen men on a dead man's chest Yo ho ho and a bottle of rum Drink and the devil be done for the rest Yo ho ho and a bottle of rum 「75人で海には出たが 生き残ったはただひとり」……? 海賊ジャック・スパロウは船に乗るより地面を歩いている時間の方が長そうですが、最高にカッコイイです。 今晩、先行オールナイト映画に行こうかと思ったら、行きそびれてしまいました。1:30の回。ううう。 あれ?ジャック・スパロウ、頭にバンダナ巻いてるのねん。 望月峯太郎の「万祝」のカトーもフナコちゃんもカッコイイね。 けれども、アイドル一番はグレゴリー・ペックの片足エイハブ船長!あれ?あれは海賊じゃない? どうなってるんだぁ〜〜!(by 少林サッカーの敵チームのオーナー) * * * 七月十六日。藪入りといっても帰るところもない。朝、道を洗うようにひと雨ザッと来てすぐにやんだ。顔を洗っていると表に怪しい素振りの男。こちらが見ると知らぬ振りをする。嫌なヤツだと思っていたら、洗濯機の横の金ダライで転んで大きな音を出した。ばつが悪いのか転げかけたままケンケンで去っていった。間抜けなことだ。 昼過ぎに学校へ出掛けた。目的はなかったが暇だったので、実習室に誰かいたら少し遊んで貰おうというつもりだった。大学は丘の上にあるので、まず急な坂を上る。彫塑実習室は敷地の最も奧にあるのでずいぶん歩く。 坂を上がったあたりには一般教養用の教室や講堂がある。正面の0号館は教職員室と事務受付、学食など。その裏には音楽学科のスタジオ。セーラー服の高校生が親に伴われて夏期のゼミを受けに来ていたりする。 通り抜けて左に版画の実習室があり、中で野口が石版に向かって懸命に加工をくわえている。俯いて手ばかり動いている。蝉の声がひとつ。静かな昼下がり。なんとなく声も掛けずらいので、素通りしてそのまま歩く。 右手に音楽工学学科の教授の控え室。バッタリあったのが以前スモークマシンを家に持ってきた片桐君。 「あ、こんにちわ。」と、声を掛けてきた。コンクリート打ちっ放しの建物の狭間で声がよく響く。夏の直射日光が容赦ない。 「あ、どうも。暑いですね。」 「いやー、こないだは脅かされました。あいつは相当な強敵ですよ。」 「ええ、祈祷の山伏の持ってきた狐や狸の罠にはてんで掛かりませんでした。」 「山伏?そんなの役に立たないよ。」と、はっきり言う。 「役に立ちませんか?」 「まず、立たないね。」 うちの怪異の何を知っているのか知らないけれども、やけに断定的なもの言いだ。不思議に嫌な気はしない。 「近いうちにまたお邪魔させて貰うよ。今度はツム児君と行くから。」と、去っていった。 実習室に行っても誰もいない。鍵が掛かっているので扉の窓から中を覗いたりした。向かいの棟の造形ゼミに行くと蒲原さんが大笑いしている。夜もレイバン型の濃いサングラスを取らない。口ひげを生やして髪はアフロ。ある意味徹底している。人はいつ自分のライフスタイルを決定づけるのだろう?と、ふと思った。 「あー、彫塑?誰も見ないナー。そういえば学年下の女の子とすれ違ったなー。」 「女の子?いつですか」 「11時ぐらいかな?」 学年下の女子といったら早見さんしかいない。もう帰っちゃったろうな。蒲原助手の作品について少し話してから帰途についた。 魚熊スーパーで買い物をして竹ノ内街道を戻るときに早見さんがバス停にいるのを見つけた。 「あ、早見さん」 「あらあ!稲沢さん」 時々おばさんっぽい事を言い方をするのがこの子の面白いところ。カップのアイスクリームをすくって食べている。 「さっきぃ、学校へ行ったら開いてなかったんよ。せっかく来たついでやから、ちょっと寄ってみたん。そしたら暑くて。」食べる?と差し出されたけれども遠慮した。 少し寄っていけば?というと、「じゃあ少し」寄ってくれることになった。 冷蔵庫から麦茶を出して、差し出したところへツム児君が来た。毎度、毎度逃げ帰るわりに、よく来るものだ。しつこい性格というか忘れっぽいのか? 「これ持ってきた!」と冷えた西瓜を差し出す。「お、早見さん?」 「知ってるの?」 「いやあ〜、造形学科にもこんな美人がいればもっと学校に行くのにな」 「ツム児君、葡萄以外のものを持ってくるなんて珍しい。」 「まあねえ。でも買ったわけじゃないから…買えないよねえ貧乏学生の身分じゃ。」 「太子町に住んでるうちは買えないネエ」 「わたし切ってくるわ」 いいのにと言うのに、早見さん、強引に西瓜を奪って台所に行った。 「わたしねえ、冬の駅で新聞紙カブって寝て、始発を待ったことがある。」とか、美人にしてはなかなか名武勇伝を持っている。 「そういう時はなるべく重い物を被った方がいいんだ。重いのと暖かいのと感覚が似ているんだよ。」 などなど。バカ話が夜まで続く。 8時に近くなった頃、送りがてらお腹が空いたので外に食べに行こうということになった。 ミシ。 と天井に重い物が乗せられる音。 ギシギシギシ。 天井の真ん中あたりが膨らんでくる。弾ける音がして天井の四方の角が外れると、下がりはじめる。下がるのみならずどんどん重い物が乗せられているふうである。ドス。ギシギシ。ググググ。 天井が迫ってくる。 ぼくが平然としているのでふたりとも我慢していたが、ついに座って手が届きそうなところまで下がった。 「キャーーー」と言って早見さんがツム児君に躓きながら外に飛び出ると、四つん這いのままツム児君も逃げ出した。 ぼくは廊下に避けると、窓の向こうに早見さんが手を振っているのが見えた。声を出しても届きそうにないので、手を振り返した。暗い道に白い手を振りながら、振りかえり振りかえり帰っていく。
by magari_tumuzi
| 2006-07-16 03:52
| 七月のにぎやかな客人
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Comments(5)
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提督
at 2006-07-17 13:49
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海賊…かっこいいですよね。速攻でフィギアーヘッドという歌を思い出します。そういえば、エンゼルのリマスターが届いたとのことなんですが、楽しみですね。でも、あれにはフィギアーヘッドもエレファントマンも骨のやうな自転車も入っていないのですね。
いつか、ああいう曲たちを再現してあげたいですね。20年経過して、またオッサンがチャレンジするというか…なんか、そう考えると楽しくなります。
0
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by
magari_tumuzi at 2006-07-17 14:35
ああ、そーかー、それやらなきゃいかんかなぁー。
そのへんやりますかぁー。考えヨーっと。
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提督
at 2006-07-17 16:46
x
うん。でもどうやってやるのか…とか、なーんにも考えていないんだけど。でもね、こうして2006年の今、いろいろあって、ブログがあって、過去があって、未来があって、おっとどっこい俺たちは、まだ死んでなくて(おかげさまで)…ってことが運命というか、人生であって、それで思いつきでやってみたいことがあって、それはきっと、いいねー、なんて言うことが、それはそれで運命であって。それを受け入れるというか、ありがままというか、そのままというか…。それぞれが背負っていることとかも、適当に見せ合いをしたりとか、とか、とか。それは多重録音の高円寺とか雑人倶楽部だったりとか、よくわからんけど、それに伴う色々な幽霊も話も必然なのだなあ…とか。まあそんな感じなんだけど、大切なのか、へろへろと笑って、何かすることなのかなあ…って。そういう時間。時間だね。天使の時間。…おっさんだけど(笑)
ちかいうちに、会おう。
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by
magari_tumuzi at 2006-07-17 21:37
カレー作ってね。
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by
提督
at 2006-07-17 23:36
x
まかせといて。
ナンもね。
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