用井温泉の裏手の草むらのキャンプで、この朝、N氏が川を遡って釣ってきたアマゴを、ぷりぷりのアマゴをいただいて出発。
そもそもなぜ用井温泉の裏でテントが張れると思ったのかよくわからない。当時のツーリングマップルにそういうマークがあったのかも知れない。そのマークの場所がそこを指していたのか、僕たちが地図を見誤ったのか不明だけれども、なぜかそこでキャンプをさせてもらって、一日休憩し、また旅立ったのだった。これはやっぱり四国お遍路の接待文化のおこぼれに与ったというようなことなのかしらん?
だとしたら今回の旅におけるどんな風景よりも一番の四国体験といえるかも知れない。などと今考えてみたり。
《メモ》
8/13 12:00 用井 寿荘 25370
14:50 地芳峠 25446
16:36 吾川 25487(給油156km/5.3L)
20:10 白地温泉 25610
雨。残っている写真が2枚。メモからずいぶんゆっくり出立したようだ。
再び四国カルストの地芳峠を越えて四国の背骨的な山岳地帯を走ったようだ。
道を歩いている牛を見かけたのはこの国道439号吾北から土佐町の間だった。クネクネと山間を曲がりくねる楽しい道だったけれども、雨でその楽しみも半分以下。黙って距離を過ごしたのではなかったかな。
昼間に見たかった大歩危小歩危、その辺りのドライブインで夕食。
渓谷は暮れなずむ雨の闇の中に沈んでいて、道沿いに暗がりが横たわるばかりだった。
白地温泉20時。ずいぶん遅くまで移動。暗くなってから宿に入るのはなんだか悪いようでいつも気が引ける。
地図には白地山温泉とあるが検索すると白地(はくち)温泉としか出てこない。
ストリートビューで見ると、古い鉄筋の昔のままのような気がするがどうだろう?
祖谷温泉に立ち寄りたかったが、休みと札がかかっていた。なんでか急いでいたし仕方がない。
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