朝からけっこうな賑わいをみせる四万十川の河原。
キャンプを撤収する前にバイクが走りに来たり、沈下橋を行ったりきたりの散歩する人多し。おまけに舟まで、、、、
河原の寝心地は最低だった。
体験できるのでやってみて欲しい。漬け物石を並べてその上に薄めのマットを敷いてひと晩。首の付け根やら肩やら、背骨、肋骨、腰骨、あらゆる骨にもれなくごつごつの石が寄り添ってくる。起きたら身体じゅう瘤だらけでガラモンになったような気分。そんな状態でよく寝られたな!と、思う。
この頃はテレビでもよく紹介されている沈下橋というのをはじめて見た。手すりがないのでバイクで走ってみるとちょっと恐い。
《メモ》
11:00 口屋内 25202
11:30 用井温泉(キャンプ) 25221
四国に来て、道後温泉にしか入ってなかった。と思う。温泉が常に旅の目的であるぼくには物足りないところだった。
もともと四国には温泉自体少ないのか、JTB「全国温泉案内」や旅行読売「温泉宿泊ガイド」(東日本)をチェックしてもホントに情報がなくて、地図に付けられたマークが10箇所に満たないくらいだった。そのマークのひとつである用井温泉がすぐ近くなので立ち寄り的な感覚で寄ってみた。
しかしそこは「ここ温泉か?」というような所だった。予想と現実が違うからといってガッカリすることはまずないのだが、此処はかなりのギャップで逆に楽しくなるほどだった。最近の「秘湯を守る云々」の宿は、なんだか「ここが秘湯なんだぞ」とばかりに威張った感じの高級感を醸し出しているところが多いけれど、この用井温泉、真に秘密の湯と呼ぶにふさわしい、こっそりした温泉だった。
今グーグルマップで見ると「大理石の大浴場を完備する云々」とあるので、興味のある人は恐れを抱かず安心して行ってみると良いだろう。
宿主(確かおばあさん)にN氏が「テントを張れるところありませんか?」と、訊いた。
しばらく戸惑っていて「あぁそれなら裏に張れば?」と連れて行ってくれたのが、宿の裏口から出て小川を渡った藪の中の草地。
ワンダホーー!
バイクから荷物を運んで、テントの用意をして、ちっさい湯船に満たしてもらったありがたい温泉に入って、洗濯。
小川の水がまた、瑞々しく夏の日を浴びてキラキラしている。久しぶりの休日のような午後。久しぶりのジャングルの生活。
宿泊地を決めてしまって、荷物を下ろした軽いバイクで午後は各自別々の自由行動。
ぼくは四万十川を道沿いにずっと遡ってみることにした。N氏は釣りだったかな。
四万十川を上流へ上流へと走っていたら山に行かず何故だか海に近づいたので、浜辺に出てひとり海水浴。
ちゃんと海パンを持っていた。波も昨日ほどでなくちゃんと泳げた。と地図にメモってあった。
《メモ》
16:00 浮津海水浴場 25317
17:05発
18:00 中村 25331(給油202/7L)
19:00 用井温泉 25370
中村市のスーパーで地物のナニカないかと探し、トビウオの刺身とかを買って戻ったように覚えている。
.