朝起きて、外に出てはじめてわかるキャンプ地の環境。
知らない土地の真っ暗な道を闇雲に走ってきて、雨も降っていた、この辺でよかろ?と逃げるように慌ててテントを張って寝た。
そして起きた。わりと道路に囲まれたところだったように思うけどどうだろう?
8月10日、河原のテントをたたんで松山市を抜けて伊予市、海沿いの道をず〜〜〜〜〜っと走った。
降ったりやんだり、ときおり土砂降り。海沿いの風景を楽しめもせず黙々と走った。
地図には、伊予市辺り「10日モーニング」。
双海町〜長浜町の間に「降ったり降られたり(?)瀬戸内海を見ながら、立派な道」とメモがある。
佐多岬半島には「海を一望する高台の道、ワインディング」。
八幡浜市に入る手前で昼食。
どこで撮影したかわからない海沿いの道の写真。多分高知県に入ってからの写真ではないか?
宇和島手前で「大雨」とある。上の雨宿りしている写真が宇和島の南の津島町と云うところかも。そこで給油、休憩した。
ダイナミックに入り組んだ形の海岸線から山がのんのんと立ち上がっている風景は面白かった。
走りながら見た標識に「紡錘形」と何度も見た。そういう形の突き出た岩があるのか?と楽しみに眺めながら走ったが、いつの間にか通り過ぎてしまったのかついに標識からも消えた。
2019年現在、「紡錘形」を検索してもなにも引っかからないのはどういうことなんだろか?
また昨日書いた「百力そば」も、なにも出てこない。たった30年でそんなに消えてしまうものなのか?それとも自分の記憶やメモが最初から幻だったのか?それに写真の地図と現在のグーグルマップの地名にもずいぶん違うところがあったりで、容易に昔の場所を探し当てることができない場合がある。なんでそう地名が変わる?おかしい。そんなに変えンでええやろ?
宿毛という地名が面白くて、何度も頭の中で繰り返した。「しゅく」を「すく」と読むのがどうしたわけか快感だった。
スクモ、スクモ、、、、疲れてたのかしらん?
天気が良くてまじめに観光に廻っていたら素晴らしい風景があちこちにあったのだなぁ。。。
宿毛を過ぎて雄大な海岸線を垣間見ながら半島の先っぽへ。
黄昏になりそろそろ宿泊地を決めなければというぼくの不安をよそに、大堂崎の展望台からN氏はのんびりと大海洋を眺める。
つまり宿泊は「ここでええやん」ということだった。確かにひとけはないけれど、、、
「テント張ろうよぉ」という弱気なぼくの言葉に
「テントいらんやん、このまま寝よ」という感じだった。
半島に入る前に買い入れた食料をいただいて、その日は展望台で夜空を仰ぎながら寝た。
寝た?
《メモ》
8/10
9:45発 24785
14:40 宇和(伊予吉田) 24903(給油196km/6.2L)
19:30 大堂 25002
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勝手に借りてきた写真。昔も今と同じ姿だった、と思う。