鎌倉の若宮通り、去年工事の終わった段葛(だんかずら)の桜並木も緑がおおいに混じる頃になりました。
それほど古い木はなかったけれども、根をやられたりアレコレでぜ〜〜んぶ同じ大きさの若木に入れ替えてしまいまして、角の折り目新しいチクチク石灯籠もピシッと整列。祝日などは日の丸だらけになって、戦地へ赴く兵隊さんの出征を見送るような、時代を倒錯した気分になってしまう段葛の桜の木の根元で、20世紀の頃は皆さん桜の下にゴザなど敷いて花見をしていたそうですが、いまや一瞬でもそんな事をしたらけしからんと怒号の飛んできそうな堅苦しい感じになっています。気のせい?
あたたかくなりつつも開放的な気分は遠い今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
あした乗ろう、あした乗ろう、と思いつつようやく今日乗ってきました車検取り立てSR。
ていうかもうひと月と半分過ぎちゃってるナ。乗る前に車検のシールを貼り替えなくっちゃ!と作業を開始してベドベドのヤニヤニになってますシール。はぁ〜〜〜〜やれやれ。こんなことに2〜30分格闘。朝方爪を切っちゃったからもうホント頭にきそうだったけど、考えてブレーキ洗浄スプレーを使ったらワケもなくきれいになった。
な〜〜〜んだ。再来年のオレよ、よく覚えておきな。
ぼくは人並みに桜が好きで、まああまり嫌いという人も居ないだろうけれどもちょくちょくあちこちに見に行ったりします。
先日は去年に知った(?あれ?一昨年?)横浜の根岸にある森林公園にも出かけた。ここは昔、競馬場だったところで凹んだ楕円形の空間が妙な遠近感を醸し出して面白い。
上から見ていると、たくさんの人がそれぞれのやり方で楽しんでいる。桜の園の下に入ってはいけないのが不満な人も居るかもしれないが、ここはなんだかこうして空間ごと眺めるのが正しいような気がするから、不思議とわざわざロープを跨いでいこうなんて気にはならない。
ただ駐車券を落としてしまって、2時間まで300円のところあーもすーもなく1800円支払わされて頭にきた。防犯カメラでちゃんとチェックしてるんだからそれで確認してくれればいいだけなのに、立場の弱い人のためにはああいう装置は使ってくれないのか。ただめんどくさいだけなのか?
桜の名所もいいけれど、もっと好きなのは山のてっぺんに咲いている桜。山といっても富士山とか槍ヶ岳のてっぺんではなくてその辺の名も無いような小山。山と呼べないような丘のような山の中腹とか尾根とか中途なところに咲いているやつ。美しいよね。
春の山は、いろんな木々が色めき立ってまだら模様に染め上がる。いろいろな緑色の中にいろいろなピンクや白や薄い黄緑の桜がボンボンと爆発している。ちっちゃいけれど人には作りようのない景色だし、道もないから近づくのも容易でない。たいしたもんだよ中途半端な見え方の桜たち。
なんか写真っぽく撮ってみたバイクの写真。
シートを替えた。結構普通っぽいスタイルが気に入った。
STシート、座り心地はやわらかめ。あるべき位置に尻を置くと前傾姿勢になる。割合すぐにお尻が痛くなるのはやわらかさに慣れてないからだろうか?そのソフトさのおかげで4000回転以上エンジンを回しても内股が白蝋病のようにはならないのがよいです。
美観だけ考えると、オーリンズの金色ガスタンクが邪魔ね。
それから葉山の里山の道を少し走って、やまなみの中に埋もれつつ咲いている名無しの桜たちを愛でて帰った。久しぶりに持ち出してみたPENTAX-FA ★ 1.8/77mmレンズの空気感描写はホントに素晴らしい。