朝、エンジンがかからないときは徹底的にかからない。30分以上キックするときもある。朝かかってしまえば、昼食とか休憩や観光で時間を空けてもわりとすんなりかかる。朝だけが鬼門。決してかからないと云うことはない。
三〜四年前から同じ症状なのでいつも希望を胸にキックキック。時々プラグを見てみたりもする。火花飛んでたり飛んでなかったり、すごく不安定。素人なので何が原因だか調べてもわからないと思う。
でも、走っていて突然エンストすることはない。信号発進の時にたまにプッスンエンストはあるけど。
こうして写真を見るとエキパイがずいぶんと錆びている。お疲れちゃんのXT。
タンクはアルミなので、タンクバッグの磁石はくっつかずに重りとしてブラブラしているだけ。不便だけれども仕方がない。ひもでフレームに固定してある。
谷地温泉を出発して雨の奥入瀬。とりあえずカッパ着たまま観光。
奥入瀬もいつもこの滝の辺りでしか駐車できないので、同じ所ばかり見ている。もっと歩き回ればいいと思うかもしれないが、奥入瀬に来るときはたいてい雨が降っている。
奥入瀬を出て山道。どんどんひどくなる雨。
これは十和田湖なのかなんなのか?ぐるっと回りながら撮った360°写真なんだけれども、この桟橋はどういうふうになっているんだ?
写真があると、時々楽しんでいるのがわかる。
田子近くで土砂降りになった。最高の土砂降りの中、カッパ着てヘルメットをしていると完全防御ができている感じでなんだか楽しくなってくる。この時も「降るなら降ってみろ」みたいな感じで雨に対して妙な優越感を抱きながら走った。
道の脇に木造の倉庫があって、そこにニンニクが積んであるのが見えたのでバイクを停めて見に行った。袋詰めのニンニクが大きさや量で分けられていて即売もしているようだったので、窓口に1000円分の袋をつまんで置いて「ごめんくださーーい」と呼んだ。
「ごめんくださーーい」「すいませんーーーん」
何度も呼んだけれども誰も出てこない。ニンニクいっぱい置いてあるし、おかしいなぁと思いながら呼んだ。窓口の外なので土砂降り。肩や腕やヘルメットで面白いぐらい雨が飛沫になって跳ねている。しばらく突っ立って待ってたけれどもなしのつぶて。
ニンニク1000円の袋を置いたまま立ち去った。
(帰ってスーパーで見たら田子のニンニクの値段が、多分5倍ぐらいしてた。もう少し待ってみればよかったかな。)
不安だったエンジンもすぐかかった。その辺りでガソリンを入れた。雲が割れてきて黒いやまなみがのしのしと湧き出てきた。すごいところだぞ田子の辺りも。
それから唐突に浄土ヶ浦の写真。青森の下北半島の仏ヶ浦がもの凄い風景だったので、こっちにも興味があって距離があったけれども行ってみた。白くて清潔感のある岩島。恐竜の背中のようだったが、もっと巨大なのを想像していたのでちょっと肩すかしな感じだった。
暗くなってしまったのでキャンプ場をあきらめて都会まで無理矢理走る。日が落ちると真っ暗でXT500のライトはほんとに怖い。都会に近づいてもなかなか明るい道にならなかった。道路の左右に何があるのかわからないような夜の道をひたすら走った。
盛岡では駅の近くの東横インに宿泊。駅が見えるくらいまで近づかないと街が明るくならない。田舎の凄みを知らされた。まあ鎌倉も7時を過ぎたらどこへ行っても真っ暗なのは似たようなものだが、知らない所ではよけいに不安を覚える。
(谷地温泉28256 → 盛岡28656)
400kmも走ったことになってるけど、地図では足りない気がする。どこを走ったか覚えてないので地図の線も適当です。悪しからず。
今地図を見ると早池峰山辺りを通過している。もったいない。遠野にはもう一度行って細かく見てみたい。