一見きれいなテールランプ部分。フィアット500のトレパンをはいた小学生のおしりのようなデザイン部分。白いからそう見えるだけかもしれないけれど。
ある日スーパーから帰ろうというときにイグニッションキーを捻ると、メーターに△!マークが点灯。そしていつもなら距離をデジタルで表示するところに「Check Stop」「Light」と点滅している。
「チェックをやめる?」「光?」よくわからん。
そのまま走って帰ったが、意味不明なメッセージが精神衛生上良くないのでマニュアルを見て調べた。Check Stop Lightという意味だった。変なところで改行するから、英語のわからんアホが勘違いするではないか。これから表示をイタリア語に変えちゃうぞコノヤロー(ノ#`Д´)ノ。
まあそういうわけでストップランプが切れていることが発見された。車がそういうことをお節介にも教えてくれる時代が来るとは思わなかった。この頃は勝手にブレーキをかけてくれる車も普通になってきたようだし、運転も自動でやってくれるようになるらしい。そんなに自動が良ければ電車に乗ったらいいような気もするが、電車ではドアツードアというわけにはいかない。人の感覚は退化していく方向でもかまわないだろう。そのうち快楽ばかりむさぼる木のようになってしまうかも知れない。
どんなに便利で立派なクルマに乗っても横柄横暴に思われるのだけはみっともないから気をつけようね、私。
(前置きはいつものように長いけれども)というわけでストップランプを交換した。工具は+のドライバー一本だけですむ簡単な作業で、電球さえ用意できれば誰でもできる。と思う。
電球は普通のコイト製のものを使った。オート店で外車用には「こういうのも用意されていますが」とBOSH製品を見せてくれたけれども、価格が倍以上したような気がする。
(コイトが2個セットだったのにBOSHはひとつでそのセットよりも高かったような?気のせいか?ちゃんと見てないので確かではないけれど。)
安くてもちゃんと装着できてちゃんと点灯すればいいのだ。
まず最初に上の写真に見えているネジをふたつ外す。
青い矢印がネジの停まっていたところで、
赤い矢印はポコッとプラスチックの出っ張りをはめ込んであるところ。力をかけながらゆっくり抜くこと。キングコングみたいにやると折れるし電線のカプラーも傷むことになる。
うげー汚い。ハッチバックの隙間を流れてきた土砂がここに溜まっている。濃尾平野かメコンデルタの如し。或いはミシシッピデルタのニューオリンズ。マディ・ウォーターズの歌が聞こえる。
電線のカプラーは爪で引っかけてあるから、爪をちょっと引き上げて抜く。必要以上に引き上げるとポキ折れそう。こういうのはいつも恐いナ。
テールランプユニットも爪4カ所で閉じてあるので、必要以上に開かないようにしながら開いて抜くようにする。キングゴングのようにやると電球がバリパリに割れてしまうかも知れない。ガイドがあって引き抜くようにしか抜けないのでそれほど慎重にならなくてもいいけれど、ガバッとやったり折ったりしないように心がけたい。
一応12V21Wの赤い矢印の電球を左右とも予防も兼ねて全部交換した。他の電球もいざと云うときのために買って、テンパータイヤの横に隠しておいた。あのテンパータイヤの辺り結構収納スペースがあるのでぼくはナニヤカヤ隠し置いている。パンク修理キットとか各種ヒューズとか腐ったり黴びたりしない物あれこれ。
ほい。きれいに掃除して電球も新しくして気持ちよく終了。
なにより今回はプラスチックの爪をひとつも折らずに!作業を終了できた。
キーを捻っても「Check」の文字は現れない。
※FIATですが、前からの自分の慣習でALFAROMEOのタグにしてあります。タグというのがこのブログの外部にまで共通するマークだとは知らなかったのでそういうことになっちゃってる。以前はエキサイトブログは30個までしか使えないというきまりだったと思う。まあとにかくよくわからないからそういうことにしちゃってる。
#FIATタグを追加。2020/08/02