ぼくのSRはもらったもの。FTR250をあげて、廃車になって駐輪場に不動車になって置いてあったのをもらったから、交換と云うことかもしれない。しかしGちゃんにFTRをあげて、Gちゃんの妻のRちゃんのバイクをもらったのだから交換ではないだろう?君ならどう言う?
そのRちゃんのSRのトップブリッジは黒く塗られていた。
トップブリッジというのはハンドルを装着してある三つ叉部分の上部。この写真では黒くてよく見えない。まあ黒く塗ってあった。Rちゃんが塗ったとは思えないので、その辺にはなにかドラマがあったかもしれない。
XT500から乗り換えたのでまったく黒で違和感が無いまま乗っていた。XT500もたしか黒だったと思う。
で、現在修理中のフロントーフォークなのだが、三つ叉の下側もほんのちょっと歪んでいたことがわかり、中古と交換してみた。これもまたステムベアリングの打ち替えとかあって面倒だった。
シルバー。この後、勢いに乗ってハンドルまできちんと装着。デコンプやクラッチケーブル、ウインカーなどの配線の取り回しなど何度もやり直してヘコヘコに疲れた。だがシルバーのトップブリッジに違和感。跨がってハンドルを握り、いつかこの風景にも慣れるのか?慣れるんでしょうか?
慣れてしまうのが気にくわないので、せっかく組んだのをバラした。以前、メーターのメッキの枠が太陽を反射して高速道路を走りながら眩しくて仕方が無かったのを思い出したが、それとは関係なくただ黒い方が良さげに思えるだけですが。この作業、ハンドルを外すとヘッドライトやキーシリンダやメーターふたつがブラブラしてあちこちにぶつかるしダンパーゴムのついたネジがボロボロ落ちるしもう本当にめんどくさい。
そして黒く塗装。ブラック。やっぱりイイネ!耐熱の塗料なのでストーブで焼いたッた。まあほとんどアルミなので普通の塗料でも赤い錆は出てこないけれども。
それで後はもう組んでしまえばおしまい。バイク屋さんならいちんち二日でやってしまうことを二ヶ月も三ヶ月もかかってやっている。あーでもないこーでもない。組んではバラしバラしては組む。そのほとんどがボロのかき集めなのでどううまく組んでも上等なものにはならない。それでもなんとなくしつこくやる。アホやねん。
黒いトップブリッジ。苦労した。ヘッドライトを持ち上げながらハンドルを固定しブリッジの穴にメーターのボルトを通す。ゴムやナットが落ちてコロコロ転がる。腰を曲げてライトを保持しながらネジを拾うとグリスに砂粒がくっついているのでウエスを探して拭き取る。寒いので指先がかじかんでいるから、レンチに付けようとしたソケットがコリョッと落っこちて転がって云ってしまう。しかしとにかく冬は蚊もいないし汗も垂れないので作業にはまだいいのだ。ハンドルがアルミなので「黒くないじゃん」という意見があるかもしれないが、個人的にはこれで満足。これでいいのだ。これこそが良い選択なのだ。ウフフフフ。
ついでにボトムケースも塗った。XT500も黒かったので黒い方がいいかと。こっちはオイルシールを付けちゃった後なので普通のシャシーブラックという塗料。アルミのままだと白い錆を吹いて整備がめんどくさいから塗っちゃった。
しかし脱脂を忘れたのですぐにポリポリ剥げてくるかもしれない。すげー悔やんでいる。あぁぁ。しかも半艶かと思ってた黒がツヤツヤのテラテラ。XTは半艶だった、と思う。ドカティF1はグレーに塗ってあった。F3は赤だったよね。
もう悩まなければ今日にでもフォークを組んで走り出すことが出来るだろう。だけどウジウジとなにやかや決断できずに悩みこんでしまう。そういうコトしているうちにどんどん歳を取る。はぁ〜〜もうイヤだ。