M42マウントのウルトロン50mm/f1.8という古いレンズを持っている。昨日シリアルナンバーを調べてみたら1970年くらいで思っていたほど古くはなかった。ペンタックス用のマウントではちょくちょく使ったがEOS用のマウントではまだ使ってなかったし、ヲイカでもマウントアダプターで使えるようなのでちょっと試してみた。
自分用のメモです。
これが常用で使えるならば、最初に50mmレンズを買わなくてズミクロン?済むズミルックス。ついでなのでEOSマウントのプラナー50MM/f1.4と比較してみた。クリックするとちょっとだけ大きくなる。
f1.8
f4
f8
f16
すべて左がプラナー、右がウルトロン。ピントはウルトラマンに合わせたつもり。ちっちゃくしちゃうとだんだん全部同じに見えてくる。見えてくる見えてくる見えてくる〜〜あなたは全部同じに見えてくる〜〜。
奥行きのない写真じゃあんま差が出なかった。実は奥行きのある試験もやったが見苦しいので割愛。
露出優先モードでシャッタースピードはカメラ任せ。どっちも絞っていくと全体が明るくなる傾向があるけど、ウルトロンの方はこれでいいのかというくらい明るさに差が出る。これは使うとき気をつけよう。フォトショップ上で見ているとプラナーの方が鮮やか。フィエスタレッドのストラトがダコタレッドっぽく写る。
f1.8
f16
左がプラナー、右がウルトロン。ウルトラマンの写真はピクセル等倍。ピンクの方は若干縮小してある。
ピント位置が微妙にずれている。解放絞りだとホントにきついな。プラナーの方はもう一段開けられるけど試さなかった。色は40年近く隔たるレンズでも同じようなもんだな。そりゃまあそうか。ドイツ日本の差はあるけれどもどっちもカールツァイス。
プラナーは絞っていくと画面の端っこの方でもケーブルの文字が読めるようになる。そしてさらにもう一絞りいける。たいした野郎だな。ウルトロンは明るいせいもあるのか端は暈けたままだがほんわかしてこれはこれでいい。これならヲイカでも使えるな〜。
「露出を絞ると明るくなる傾向がある」というのをよく覚えておけ、オレよ。
しかしレンジファインダーの距離計連動ってのがよくわからん。マウントをつければファインダーでピントが合わせられるようになるんだろうか?次期機種ではモニターで見ながら撮せるから大丈夫だけど、、、、う〜〜ん。
レンズの進化とはなんだろか?このように厳密ではないけれども比較したりしてみても細部を見ただけではぼくにはよくわからん。しかし執拗に画質、解像度、解像感を追求する達人が世の中にはたくさんいる。フリンジだの流れるだの二線ボケだのその他いろいろ。情報社会で秀でた立場を確保するにはうってつけのあれこれ。
ぼくはもう撮るばっかりでそんなことつい最近まで考えたことがなかった。勉強不足だったけど以後もそっちにはあんまり突っ込んでは行かないぜ。その方がワイルドだろぅ〜?
少し前に古本屋で木村伊兵衛写真集を見た。モノクロ印刷がボロボロ。画質これでいいのか?みたいな。だけど伝わるものは伝わる。伝わりきれてないかもしれない?
大好きなBOWIE「ヒーローズ」ジャケット写真の鋤田正義氏の真似をして(ホントは一眼レフを買うお金がなかったから)
オリンパスXAでもさんざん撮ったが鋤田氏のような写真にはならなかった。外側にあるものや目に見えるものはいくらでも批評できる。内側にあるものは批評しにくい。
ファインダーからなにがしかの深淵まで覗き込み、シャッターで掴み出すように写し出せるようになったらええなぁ。そんなレンズあったらええなぁ。というかそれは自分のハートの問題だな。
あれ?またなに書いてるのかわからんくなった。写真にはかわいい猫の笑顔が写っていたらそれが最高だって事か。