「きりくま」というのはバンド名?というかユニット名?どういうのだろう。吉良 知彦(Vo,Gt/ fromザバダック)と木村林太郎 (Celtic Harp,Vo)と熊谷 太輔(Perc,Cho)の三人組。つまりトリオでの演奏状態のこと。そのPAを使わない生音コンサートを観てきた。
「ティアラこうとう」の小ホール。公共の建物は駐車場完備でキレイでありがたい。
直前に時間が空いたのでさっぱりいようと散髪に行った。最初に見つけた2980円でカット、シャンプー、髭剃り込みのところに入って「お願いできますか」と訊ねたら「どうぞこちらへ」と導かれ、ノートを開いて「今日はあいにくいっぱいなんですが、いつにされますか?」とかおかしなことを言う。今日できないなら先に云え、と思った。「明日は○○時が」とかいうのを「ぢゃあいいです。」と断って出た。腹が立つ。車だって駐車場代がかかるのだ。
しかしその床屋を目当てに車を停めたので他にあるかな〜?と並びをみたら床屋マークがくるくる廻っているのを発見。ラッキー。「調髪のみ800円」と書いてある。ふと上を見ると「1000円」という文字もある。あまり安いのもなんだから「1000円」のところにした。
床屋激戦区なのね。江東区。
写真は無関係な鎌倉御成通り
日曜なのにやや開演時間が遅くて7時半。7時頃に会場に入るとハープのチューニング中だった。最初は少し横に座っていたけれども、ハープの生音は他の楽器にのまれてしまうことがありそうなので、音響の良さそうな真ん中に移った。輪郭も真ん中の方がでるようだったがよくわからん。
チューニングが終わると、ザバダックの吉良氏が出てきて観客にコーラスの割り当て練習をしはじめた。
「え〜〜〜〜!!!歌うの??」平然としながら心の中でかなり動揺。しかし知らない人は別に歌わなくて良いようだった。ホッとした。死ぬかと思った。三種類ほどコーラスを練習して最後にはリコーダーまで持ってきている人用にそれの練習もした。
素晴らしい。楽器の音が近くで聞こえるなんて。というか、昔観た天井桟敷の「新観客席」の事を思い出した。あの時は案内に導かれるまま立ち見で入場して、最初の暗転が明けたときになぜか舞台の上に立っていて、度胆を抜かれた。ビビった。まあそんなこんな。
アイリッシュハープのアルペジオがはじまると水の輪が広がるように会場が清廉とする。なんだか生音は鋭利で瑞々しい。そして熊谷氏のパーカッションの音で立体的に鼓動しはじめる音楽。吉良氏のアコースティックギターと歌が心揺さぶる。
ところどころではハープが聞こえにくい場面があったけど、バランスは良かった。さすがに手練れ三人組。心地良い生音のグルーブにゆらゆら。(だったけどどうにも前下がりの椅子がダメで、ズルズルずり落ちる。落ち着いて座れない。しまいにお尻が痛くなる。見かけは新品でいいのだが、ここまでダメな椅子は最近ない。まあ仕方ない。)音楽に免じてゆるしたる。
以下、今回のきりくまツアー予定です。お近くの方は快適な椅子でぜひ!
7月1日@札幌"Jack in the box"※この日は"クマタウロス&けん"
7月2日@富良野「野良窯」
7月3日@札幌「レストランのや」
7月5日@盛岡「盛岡劇場」
7月6日@仙台「BIRDLAND」
(たしか7月26日東京凱旋公演@EggMan Eastがあったと思う)
詳しくは、ZABADAKホームページを見てね。
床屋で切って貰っているときに一度ニイさんが「ぷっ」と吹いた。
朝、もみあげの周辺が鬱陶しいので、自分でカミソリを使ってゾリゾリ切っていたのが、まったく揃ってなかったからなのだ。仕方がないね。「多分、マシな散髪屋に行ったら、きっとなにか言われる」と覚悟していたが、吹くとは思わなかった。
「長い方と短い方どちらに合わせますか?」と聞かれたが、ギャグだったのかな?長い方に合わせられるわけがないので「短い方」と応えておいた。そういうものだ。