下がノーマルマフラー。SRの初期型に付いていたヤツをN氏から譲って貰って使っている。長く内部に複雑な構造がされているうえに膨張室が付いているので重い。上のは短く軽い。望遠鏡のように覗くとスポンと向こうが見える。
市販の交換用マフラーでただのパイプに見えて実際に向こうが見えちゃうのは実はあまりないかもしれない。性能を出すために中に膨張室を作ったりして、いろいろなクラフトマンの企てが押し込めてあるのでたいてい区切られていたりする。だけどSRの場合、マフラー交換だけで性能向上に役立つ企みはほとんどない。音が変わっているだけだったりする。
エンジン出力は、カムやキャブと合わせたセッティッグでトータルで考えるもの。
上のタイプはコンチマフラーとしてペイトンプレイスから売り出されていたもの、だと思うがなんにも刻印がない。ブルックランズ製はスチール製で「Conti」とか「Ducati」とか刻印があったのではないか?詳しくないけど。形は同じようなモノだと思う。これはステンレス製。スリップオンだからかまるで焼けてない。こういうもの?
写真にはないけど出口の穴がでかい。迫力。
余っているDucati F1パンタのオリジナルコンチマフラーを移植するのも考えたけれども、ドカティ用はさらにふたまわりぐらい太い。Lツインエンジンと相まってドゥンドドゥンドゥンドドゥン非常に低く太く地を揺るがすような良いハーモニーだった。はたしてSR用のこれは??
といいつつ買ったのはもうずいぶん前。ヤフオクで安く入札しておいたら買えてしまったのが4〜5年ほっぽってあった。
ようやく使ってみる気になった。上がノーマル、下がコンチ装着図。
エンジン始動。ペタ!ペタペタペタ、、、どことなくハーレーに似た感じ?太い低音も一緒にボンボン。むむむ〜〜〜〜?ええ音やン。ドゥムドゥムドゥムドゥム。さすがにドカのような迫力はない。ドカティのベベル時代、それからパンタのコンチマフラーの音に迫る、地を揺るがす音って他にない、とか思いながらついでに箱根まで行ってみた。
高回転まで廻してもド〜〜〜〜と繋がった音にならないのがいい。ドルルルルルル。性能の良いスーパートラップマフラーは横に排気するついでに音も横に出るので、高速道路などの壁に囲まれたところを走ると頭が痛くなるが、後方に排気するコンチはまったく大丈夫。ダララララララ気持ちいい。思ったほど性能も落ちてないように思うけどどうなんだろう?
出だしが少し音が出るので遠慮してしまうせいでかトルクが無い感じもするけれど、高回転域は悪くないような気も。ほぼチョッ管だし(-д-;)。
いずれプラグと相談しながらキャブも見なくちゃ?ん?しばらくこれ?ノーマルに戻す?どうしよかな?迷惑にならないようにそぉっと走ろぉっと。箱根行って帰ってきたら薄く金色に焼けていた。ほんのちょっとだけ。