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大学一年だったある夜。1学年上の高校の時からの先輩のアパートに集まってあれこれ話あうのが常だった。そこでカート・ヴォネガットJr.の「スローターハウス5」の話になった。
「あの「神よ願わくば」の一節いいよな。」 「あぁ。変えることの出来ない云々というあれな。」 「見分ける知恵な。」 ぼくはまだ多分読んでなかったけど「そうそう」などと言っていた。読んでいたかも知れないけれどもそこンところをよく覚えてなくて「そうそう」と知っているふうな返事をしていたかも。 あの頃Y氏、N田氏、N嶋氏には鍛えられた。 たいてい話ではアートに「マジ」に向き合わず、冗談にしたり茶化したり、皮肉や褒め殺しのようなやりかたで一晩中いろんな文化を玩んだ。ただの途方もないバカな話に終始することもあったし、スケッチブックを見せ合ってこっぴどい批評をすることもあったけれどもたいていアイロニーとかウィットとかエスプリとかユーモアとかに通じるやり方を好んだ。 もちろんそうするためには常に各人孤独の中でアートと向き合い格闘していなければ軽薄に終わってしまう。彼らの話は、常に切れ味鋭く深く重くそしていんちきでいい加減だった。すげえ人たちだった。 笑い転げて家に帰ると、絵が下手なばかりでなく感受性の鈍い自分が露わになっている。それは非常に恐いことだった。そこで彼らについていこうと絵を描いたり本を読んだり。それなりに頑張ってはみたが、未だに凡庸であることは否めない。 ただあの頃の癖が抜けなくて、発言する時に(ぼくのは単に物まねだけど)皮肉めいた言い回しになってしまう事が多い。この頃は素直でやさしい人たちが周りにいることが多いので、気をつけてはいるものの失言めいたことになってしまいつい慌てる。 彼らがいなければ今の自分はない。自分には知恵や分別があったとしてもちょっぴりしかないのだ。傲慢になるべからず。要注意。 わざわざ振り返らなくとも常に自分の周りには導いてくれる才能や感受性の豊かな先輩や友人、また彼らの紹介による本や音楽が近くにあり、今も常にそういう刺激をくれる人たちが近くにいてくれる。幸せなことです。 カート・ヴォネガットJr.は「SFにしなければ描けないことがある。嘘の中に真実がある。」といようなことを言っていた。 ぼくは本当に悲惨なことは笑いながらでしか話せないこともあると思っている。悲惨すぎることは気道を広げないと腹の中から取り出せない。気道を広げるためには塞ぎ込んだりするのではなく笑わなくてはならないのだろう。その時の人の笑顔の表情の悲しさといったらない。 トラルファマドール星人が見たら何色に見えるのだろう。 今日、ガソリンスタンドに列んでいる人々、トイレットペーパーや玉子を買い占める人々。津波や原発の災害の片棒を担いでいる。彼らの自分こそが正しいと信じている表情。自分だけが賢くて常に間違わないと思いつつ、マスコミ情報や風評のアレヤコレヤから導き出される「ありふれた選択」。 ようやくわかった。今までの奇妙な選挙の結果の原因。薄笑うような善意。自分は特別と思い込むありふれた人たちの液状化した行動の結末。窓を閉め切ってプライベート空間を作ってぬくぬくと王様気分で気分でいるおまえら、自動車に乗っている時点で特別な人じゃないんだよ。わかれ。列が溶けてスライム状の巨大吸血蛭みたいに気味の悪いエゴの現象だ。オウム真理教の信者に感じた気持ち悪さと同じ。 新聞を取っていないので、最近はネットで情報を得ている。ネットに上がっている新聞の記事を読むこともある。昨日たまたま読んだiZA(今堀守通)の記事。「〜〜首相はそうほくそ笑んだのではないか。」とか「〜と内心考えたからかもしれない。」新聞記事でこの文末あり?空想。今堀ってどういう作家なのか知らないけど高校生の書く三文小説以下。古い漫画の定型句でニュースを表現する陳腐。民放のアナウンサーの読む原稿も似たようなものだけどこれで日本中世界中の人がうろうろする。恐ろしいことだ。 「ほくそ笑む」。見てもないのに書いていいのか?こうした無責任な人を惑わすような言葉がマスコミに溢れ、なにもかもを事実以上に貶めて反対して政情がぐしゃぐしゃになっていく。 CSで流れるCNNニュースを見てから民放ニュースを見るとレベルの低さが恥ずかしい。 低能なディレクターによって最初から放送したいものが決められている雰囲気。それはもうニュースじゃない。今日は家族が亡くなった不幸な悲しいストーリーでいこう。よし泣いてる被災者のいい顔が撮れた、これでお茶の間のお涙ちょうだい視聴率いただきだ。エ〜〜シ〜〜♪ 大学時代にぼくだけが知らなくて、家に帰ってあわてて「スローターハウス5」から探した言葉はこれ。 神よ願わくばわたしに変えることのできない物事を受け入れる落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵とを授けたまえ。 ぼくは神様になにかを変えてほしいと思っているのではない。とことん臆病者になって、この先さらにひどい事態にならないような賢明さとこの災害を乗り越える勇気を失わせないようにして欲しいと思っているのだ。 世界とすべての被災からの生還者にピース。
by magari_tumuzi
| 2011-03-19 12:40
| 界 隈
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Comments(4)
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めんるい
at 2011-03-20 10:07
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私も素直だけど、貴方も相当素直だ。
あ、過去に「そっちょく」と書いたつもりで素直と書いた事が何度もあったことに、今、気付いた。とほほ。 トラルファマドール星人で検索してみます。
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by
magari_tumuzi at 2011-03-20 11:47
時間を螺旋階段になぞらえるなら、ぼくらは普段登っている段しか見えてないけれども、トラルファマドール星人はてっぺんから下まで螺旋階段の全貌を透かしてみることが出来るそうです。それはひとりひとり、またひとつひとつ個別のえもいわれぬ色彩に見えるらしいです。
ぼくもそんなふうに見てみたいです、ハイホー。
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by
mayugeee3 at 2011-03-22 11:37
車で出勤してます。ごめなさい・・雪がもう少し溶けたら自転車出勤します
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magari_tumuzi at 2011-03-22 13:34
普段どおりに生活することが出来るならそれがいいですよね。
145は燃費悪くないし、マニュアルなら余計に経済運転も出来る。 けど別にマユさん北海道なんだから転けないように気をつけれ。 早くあたたかくなるといいねえ。
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