年に二回ほどあるこの町の縁日。ひとつは五所神社の御神輿の渡御といったかな?海の中で御神輿を揉む夏前のお祭り。そして十月の光明寺の十夜法要。関東中の浄土宗のお坊さんが集まってくる。昔は十日間念仏供養する大規模なものだったと聞くけれどこの頃は二日間。
みな忙しいから、宗教儀式は簡略化の傾向にあるのかな。お葬式に行ったらその日のうちに初七日まで済ませてしまう。初日なのに初七日も?などとおかしく思っていてもだんだん慣れてくる。それは理にかなってるのかどうか出席している方にはよくわからない。七日目にまたあるから意味があるような気もするけれども、忙しいからそれがそうならそれでいいやみたいなところがある。
子供の頃は儀式は退屈だし、出席するのがめんどくさい。気遣って「来なくていいから」と親も自分たちでいろいろ済ませてくるようになる。そんな風に育つとなにがどういう順番でどういう意味を持っていたのかなんてことがわからなくなっている。
だいぶ昔に読んだ小泉八雲の本には「最初は四十九日ごとに卒塔婆を一本づつ立てて、それで何年かたったら七年に一本(?)」とかとか云々と不確かだけど説明してあった。えーーー!?と思った。そういうことはお坊さんだけが知っているのかしらん。
とか書いていると、ハルコ猫がカタカタカタタタタと爪の音を立てた。何?見てみると、3メートルほどネコ戦車ののたうった痕跡。猫が体育座りで踵を浮かせて、両手でかいて前に進む姿をネコ戦車と呼ぶ。
さっきトイレをした肛門腺がお尻に残って気分が悪いので床になすりつけたのだろう。ウウウー強烈に臭い。うううう〜〜〜。本日は重要なことを書くつもりだったがギブ。ギブアップ。
十夜法要の出店では、一日目にタコ焼きと肉巻きおにぎりを食べた。
二日目は、横須賀ンお好み焼きと焼き鳥とイカプレス焼きなるものを食べた。
それぞれソースのかかっている物はソースの味が強烈濃厚だった。こういう物も買っておかないと、屋台が来てくれなくなったらさびしいもんね。