昨晩は楽しや、るりちゃんのワンマンライブ。悪夢を見るので一年に一回だけと決めているそうだ。悪夢というのはステージに出てきて客席を見たら誰もいない、という悪夢だそうだ。ぼくなら誰もいない方がうれしいかも知れない。もっともステージに立つようなことはなにもやってませんが。
演奏に、ライオンメリィ(鍵盤)、松永孝義(ベース)、光永巌(ギター)、啼鵬(東京ヴァイオリン)という豪華版。加えてゲストの青い月と赤い薔薇[青月泰山(チェロ)&さち(バイオリン)]が加わり、全員揃った時の弦楽の揺れは最高だった。また。メリィとるりのふたりきりの時のギターアルペジオもかわらぬ音楽空間を持っていて素晴らしかった。
メリィさん贔屓なぼくは、彼の叩き出すピアノの打楽器的なグルーブを聞けるだけでも幸せ。その小波や大きな唸りに乗って歌うるりちゃんも幸せだろう?なんだかやけに高級な演奏を味わったような後味。などなど。
打ち上げの酒の席で「冬のオリンピックは競技数が多すぎないか?」という話になった。「あえていうならば、まああれですけどショートトラックというのはギリギリ」……というので、「いやあ、実はぼくショートトラック、大好きなのだ」と、カミングアウト。
スピードスケートがF1ならば、ショートトラックはMotoGP?でもないけれど、コーナーリングや抜きつ抜かれつのスリルは断然ショートトラックだと思う。「でもあのリレーはわけがわかんない」とも言われた。ぼくはあれこそ面白い。
「あと、クロスカントリーって言うの?」とか言うので「いや〜クロスカントリーも大好き」と、こちらもカミングアウト。いや、それほど見ているわけでも詳しいわけでもないけれど。
スキーで坂を登る、これこそスポーツ。坂を滑り降りるのンは当たり前じゃん。自転車でもダウンヒルだけやるなんてくだらん、と思う。ツールドフランスの山岳王こそが自転車王なのだ、と思うのと同じぐらいスキーの王は、クロスカントリーのチャンピオンのことだと思うのだ。
荻原兄弟のいた頃は中継も多めにやってくれていたのに、最近はちょっぴりで寂しい。リレーで抜きつ抜かれつ青息吐息で激走する姿がとてもいいのに。
と思う。
自分の好きなスポーツは日本ではわりあい人気が控えめないのかしらん?