今日のウグイスはひどく元気が良くて、寝ているとトンカチのとがった方で脳天をこんこんやられているようだった。そんな感じで起きた。そんな感じでも起きなかったら一度生きているかどうか確かめてみた方がよいかも知れない。
そのウグイス、まだ同じ調子で家の周りを移動しながら鳴いている。もうじき蝉のようにポタリと落ちて死んでしまうのではないかと、少し儚くなって、今のうちによく聞いておいてやろうという気になる。けれども思い出してみればひと月前から同じ調子で鳴いていたかも知れない。
そのたびに、いつもよく聞いている自分がいるようでもある。
ひとのことなどどうでもいい?いわんやウグイスにおいてをや?
まあまあそういわず聞いてごらん。