引っ越して約半年。昨日上野に行った。目当ての「薬師寺展」は『70分待ち』だそうで、それは入場まで列ぶっちゅうことかいな?やれやれ。国立博物館の門前でSRバイクに跨ったまましばしあんぐりしてあきらめた。
上野のバイク屋街に行ったら、一帯をほぼ牛耳っていた光輪グループがつぶれて閑古鳥。さびれた街になってしまっている。光輪は、営業中に社長が社員に対する苦情を放送する(異常者か?)ので買い物をしていて気分が悪いことこの上なかったが、品揃えはまあまあで、それに負けじと他の店も揃えていたので見てまわる甲斐があったと思う。
一軒の洋品屋で革ジャンを見てみるが、他の店にハシゴできなくてつまらない。盛り上がらない。アメ横にまわると馴染みのある風景が崩壊しはじめていた。Y字路の先頭にはカバン屋があったはずだったがヨドバシになっていた。
アメ横を歩いて革ジャンを探すけれどもこれから夏という季節でしょ?そうなかなか店先に吊ったりしないよね。古着を求めて歩いてみたがどこが古着屋なのか、新品屋と区別がつかなくて困ったあげくあきらめた。
飯田橋で用を済ませて、ゴールデン街の天窓に届け物をした。新宿歌舞伎町界隈、どこもかしこも「駐輪禁止」が煩わしいことこの上ない。すぐに切符が切られそうな気がして冷や冷やもの。そこら中に監視員がいて見張られているような気がする。
一旦バイクを降りて、停めようと引き回しながらゴールデン街から花園神社をでっかく一周しちゃったから汗だく。
届け物をすませて下北沢leteの谷口マルタさんのライブに向かう。到着6時半、いい感じに着いたと思ったら、店の前にマルタさんとメリイさん。
「リハもまだなの」。開演が8時30分。
古着屋あるかな?と聞いたら、「どこが」というか「そこら中古着屋」だそうだ。もっともな話。ぼくが住んだ頃は古着に興味がなかったので全然詳しくない。
そして下北沢を闇雲にひたすら歩き、見つけた革ジャンのある古着屋は約一軒。へとへとになった。へとへとになって少し眠くなりながらマルタさんのエネルギッシュでピースフルな歌を聴き、10時半くらいか?ライブが終わり早々に家路についた。
なんせ「慣らし中」エンジン。思うようにスピードをあげられないので、猛スピードの車に虐められたくない。ここはナルハヤで引き上げるべし。ではあったけれども、気まぐれに海沿いを走ってみたくなって江ノ島方面に向かう。するとありゃまあさすが藤沢、ものすごい数の珍走隊。後ろからVサルーンみたいな車が対向車線を追い越していって混ざっている。彼らのスピードは20km/hぐらいなので普通に走っていると追いついてしまうからコンビニで夜食を買ってやり過ごし、夜の海岸線を気分よく走った。するとあららら、鎌倉高校あたりのコンビニの駐車場が懐古的族車仕様のバイクで埋まっていた。
おっかないな〜〜。