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この頃よく夢を見る。それはひとえに猫が布団の上に来るようになったせい。 ぼくが布団に入るやいなや股のところに陣取る寒がり猫のラジヲ。彼ははじめは足に沿って細長く寝ているが、温まると徐々に横向きになり、完全にリラックスすると万力で広げるように足を伸ばしてぼくの股を裂くようにする。深夜に目が覚めると、その股裂きの閂(かんぬき)のような格好で気持ちよく寝ている。ぼくは股の骨がヘネ曲がるような案配で、朝起きると身体の節々がぎくしゃくしてたまらない。 まあそんな苦行のせいで眠りが浅いときが多くなり、ついつい夢見がちになるのかナ? 《ひとつめ》 なにかのライブの打ち上げで、大広間の和室。習字教室のような机が列んでみんなワイワイガヤガヤやっている。宴も中頃、上座に古田新太と久本雅美がやってきて座った。ふたりともその日のライブとは関係なかったはずだが座るや大御所のふるまいで偉そうにしはじめた。みんな代わる代わる挨拶をしお酒を注ぎに行って近況を報告しあったりしていたが、ぼくは知り合いでもないので挨拶もせず離れたところで友人たちと歓談していた。だいたいぼくはただの一般人にして人見知りなので、有名人は苦手なのだ。 友人たちが上座に座るふたりに挨拶をして三々五々帰っていくと、座がだんだん淋しくなってきた。ぼくも帰ろうと知人にのみ告げて部屋を経ようとすると、「彼、ナニサマ?」「ちっ、えらそーにどうゆう人なん?」「わたしを見下してるのか」とかとか、思ってもみない言葉が投げつけられた。ブルッた。しかし知らぬ振りをしてそのまま帰った。 《ふたつめ》 黒色すみれという女性ユニットのかわいい女性ふたりが待っているというので出かけた。待っているという書店は混雑した地下街にあった。忙しく客の対応をしているので、ぼくは全面本棚になった部屋の真ん中にある平積み棚の先で待っていた。書店はお客さんでいっぱいで、ゆかもさちも忙しくて手が離せないようだった。しばらく待つうちにふたりとも姿が見えなくなった。お客さんに紛れて見えにくくなっているのか、用があって離れているのか、少し待てば戻ってくるだろうと、ずっと本棚の端で立って待っていた。そのうちに本を買いに来た客から訊かれるようになり、本の場所を教えたり会計をするようになった。なんだかすごく不安になってきたので連絡をするとふたりは帰ったという。「なーんだ」と思いぼくも帰ることにした。地下街の行き止まりの照明がやや薄暗くなった辺りまでくると携帯を無くしたことに気がついた。その辺りを懸命に探すがどうしても見つからない。携帯をなくすのははじめてで怒りがこみ上げてきた。 《みっつめ》 大きな倉庫のようなところ。油にまみれた埃がボソボソと床に転がって不快な感じ。ぼくは金属の加工を頼みに来た。高い天井。場所によっては二階の床が設えてあって、事務所とか材木や資材の置き場とか居住スペースになっている風だった。一階には大きな旋盤やフライス盤、プレス機や、丸太を製材できるような丸鋸などが置かれてあった。溶鉱炉や極太のパイプだらけの重そうな機械とかもありヘビーな気分にさせられた。各々機械には2〜3人がついてしきりに働いていた。朝早くからの重労働でつらそうだったが、ゲストで来ているぼくにはよくしてくれた。 極太の金属棒を加工してもらっているうちに次の日から働きに来ることになった。工場で働いたことがないのでいきなり気分が重くなったが、背に腹は替えられない。次の日からではなんだから今日から働け、さあ働け。ということになりあちこちの機械を廻って説明を受けた。鋳物の重い金属を組み合わせた油だらけの機械はいいのだが、出勤時間が早朝というのがひどく心を圧迫してきて鬱々とした。 社長が上の階で呼んでいる、というので階段を上がった。資材やフォークリフトのトレーの積んだのの間にある通路を抜けて広間に出た。キラキラしい置物や骨董品が周りに並べられた床の間の前に、派手な錦のちゃんちゃんこを着た狸のような社長が座っている。畳に置いたお膳から食事をはじめようとしているところだった。そのお膳の向かい側に小さな浴槽があって、昔よく会ったTちゃんが入っていた。裸だったのでおっぱいがチョット見えた。その垂れ具合に、ああおたがい歳をとってしまったんだな、とまた少し暗くなった。 《よっつめ》 IN家と合同で熱海に旅行をした。宿泊している部屋は広い和室、各家族ごとにひと部屋で二部屋とった。部屋には昔ながらのブラウン管のテレビが置いてあり、上には土産物や派手な布の飾りでゴチャゴチャしていた。突然、テレビで中継してもよいかという話が来てIN家と相談した。まあ悪い事ではないだろうと承諾した。レポーターがやってきてテレビでわれわれ家族の紹介をした。そしてなぜか明日は熱海で見つけた楽しいお土産を試聴者にプレゼントしなくてはならないという運びになった。 夜にはIN家となにをプレゼントするか相談した。あーでもないこーでもない、喧々諤々いつまでも結論が出ぬまま夜は更け、ここはいったん寝て朝にまた考えようということになった。 翌朝もう考えるのも面倒くさくなり、近くの神社の参道にあるおみやげ屋でなにか適当に探すことした。表に出ると左手に新幹線のコンクリートの高架が遙か向こうまで続いている。そのこちら側はきれいな緑の絨毯を敷いたような丘陵になっていて一番高いところに小さな祠と林がある。神社はもっと右手にあるはずだが、すでにわれわれはほったて小屋のような土産物屋にいてあれやこれや物色していた。なにか簾に絵をつけた物とか、サルボボのようなものとか、鉛筆の先っぽに飾りを付けたような安っぽいものしかなくて途方にくれた。迷いに迷ったあげく結局海で海苔を取ってきて、海苔の佃煮(江戸紫のような物)を作って提供しようと云うことになった。 部屋に戻ると部屋が変わっていてこぢんまりした長屋の簡素な一室。なにしろ早く海苔の佃煮を作らねばならないので必死だった。誰にもばれないように大慌てで空き瓶を用意して詰めていたら、不意に窓を開けられた。「こっちは必死なのになにをするんだ」と激怒しながら窓のところへ行くと安室奈美恵(だったかナ?ちょっと正確ではないかも)が、自身も一匹抱きかかえながらたくさんの猫を連れて覗き込んでいた。横で大家さんが「すいませんねぇ、猫を連れてたもんですからいいかと思って」としきりにすまなそうに謝っている。妻は許していたが、その隙を突いてラジヲが外に逃げた。「ほら〜〜!」とぼくは怒りながら表に追いかけて出た。昔風の木のさんにガラスのはまった玄関をガラリと開けると家の前は丘になっていて、ラジヲは逃げずに座っていた。 ぼくは急な斜面を登って猫を捕まえてひと息ついた。思いがけず見晴らしがよくて、なんだか遠い風景のように目に映る長屋風景を見下ろしていたら、安室さんがバツが悪そうに帰っていったのと入れ違いに警察がやってきてうちの玄関を開けた。「この女性がその丘からお宅の写真を撮っていたんですよ」と二人連れの観光の女性を連れてきた。海苔をつくらにゃならんのにナニゴトヤ。刑事の方が写真を持って、撮った位置を特定しようと丘の下の方でうろうろしている。やがて「あ、ここだ。ここから撮ったんだ。」と下の警官に大声で伝えていた。 「ここから撮ったんだ。けど、そう、その家じゃなくて、隣の石仏を撮ってたんだな。」と、うちの家ナメですぐ隣にある錆びたトタン屋根のある石仏群を撮影していたことがわかったようで、女性ふたりは解放されることになった。ぼくは猫を抱いて丘を降りてはやくプレゼント用の佃煮を作らねばと焦るのだった。
by magari_tumuzi
| 2016-11-17 10:21
| 夢の風景
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