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8:00夏油野営場発 23020 この日からN氏は東北釣りツーリングへ、ぼくはひたすら帰り道を進む別行動。 夏油温泉野営場は実に粗野で、ただの地面に石ころゴロゴロ。素直に野営な感じ。背中にゴツゴツ小石を感じるキャンプだった。こういうほったらかしでサービス感のないキャンプはいいな。キャンプ場を避けて道端や川の隅っこでキャンプしてた頃を思い出す。 N氏と別れ、どういうわけか北上川沿いの風景を見ながら走った。国道が嫌だったのかも知れない。田んぼと集落、河原に生える林、また暑い一日がはじまる〜なにか冷たい物でも買っておこう、と橋のたもとにあるコンビニに立ち寄った。 その入り口ドアにB1ぐらいの大きさのポスターが貼ってあって、『江刺百鹿踊り』とある。おととい、遠野の神社で見かけてあきらめた鹿踊り、そのイベントのポスター。 う〜む、どういうことなんだ?おれは帰る途中だ。鹿踊りはもうあきらめた。だけどこれは日付が今日じゃないか。百鹿踊りとはなんだ?江刺とはどこだ?でもオレは帰らなくちゃな。 散々悩んで鹿踊りを見ることにした。コンビニの駐車場で地図を見て江刺は今通り過ぎてきた辺りだとわかった。近くにキャンプ場はないかと探したら少し先の大師山というところにテントマークがあったので、これ幸いにとそこまで行った。 10:30テント設営 カンカンと夏の日の降り注ぐふかふかの緑の芝生。炊事場から少し離れているけれども奥の方のいい感じの場所を我が領土とした。さっきたたんだばかりのテントをもう張った。こんなのははじめてだった。 夏休みのお盆なので、このままポツネンと夜までひとつっきりってことはないだろう。 百鹿踊りを見て戻ってきたなら、家族連れやツーリング野郎たち、学校の野外行事とかできっと賑わっているに違いない。あの真ん中辺りでパチパチはぜる音を立てながらキャンプファイアーなど燃え上がっているかも知れないぞ。いい場所を取れて良かった。などなどさびしさからそうあってほしい空想を描きつつ近場の観光に出かけた。 まず毛越寺。大きな静かな池のある庭園が有名で、流れる水辺で和歌を詠むような優雅な催しをテレビで観たことがあった。中尊寺とならぶ藤原家に縁のお寺。以前「唐草物語」の中の一篇『金色堂異聞』を読んでここに行こうと決めていたのだが、すこし前に読み直したら、いろいろと見逃していてがっかりした。 毛越寺の前か後か、平泉の駅前で食事をした。なにかさっぱり軽く食べたかったので、うろうろと探しまわってちょっと雰囲気のあるそば屋に入った。 注文して待っていたら、奥の座敷でなにかはじまった。 老主人があらわれて、二人組の客の前でなにやら口上を述べはじめた。詳細はよくわからないけれども、平泉に辿り着いた義経・弁慶と藤原氏を誰かしらが水杯でもって縁を取り持っているような風景に見えた。メニューを見ると2000円してなかったような気がする「口上つき」。ぼくもそれにすればよかった、などと思っても後の祭り。巡り会えただけで運が良かった。 中尊寺金色堂は何度観ても小宇宙の濃密な輝きに圧倒される。緑の森に包まれるように建っている覆屋のそっけなさが余計に中の濃度を引き立てているように思う。そして月見坂は毎度息が切れる。 鹿踊りの時間は19時とあったので、須川温泉までツーリング。栗駒山へ登る国道342号は厳美渓の渓流沿いを過ぎ、山に分け入って高度が上がると気持ちがいいワインディングになる。須川温泉の青白いお湯が日差しに映えて眩しかった。 15:00須川温泉乳白色露天 山を下って、再び江刺市(現在は奥州市というらしいが、なんだかかつての栄華を誇った奥州の規模がちっこくなりすぎてる感じがしてどうも好きになれない)に戻る。 どの辺りでどう催されるのだろう?と思いつつバイクを降りて早めの晩ご飯。たしか「うーめん」という名物を食べたと思う。食堂で酒を飲んでる人たちがTVなどを見ているので、つられてのんびりしていてうっかり催しの時間を遅れるところだった。全員が観に行くというわけじゃないんだね、、、、
19:00鹿踊り あわてて勘定を済ましてどこへ行ったらいいやら、適当に辻を抜けると うおお〜、なんじゃこりゃ〜〜! カッコいい!!! ドンドコドンドコ、つくつくかちゃかちゃ、、、ドンドン!! 写真で見てはいたものの想像を軽く超えるカッコ良さ。どこへいくのかついていくと図らずも長老のような偉い人の真後ろになってしまった。 ここでは「藤原秀衡公」というような幟など立ててあり奉納舞い。いきなり度胆を抜かれた。 19:20灯籠流し、花火 その踊りがおわり、みんなの後について川幅10メートルちょっと、両岸草に覆われ水深もほとんどないような人首川(ひとかべがわ)の河原へ移動。堤防でなにがはじまるのか待っていると畳一畳分ぐらいの大きさの小舟が青年たちに手伝われながら流れてきた。その舟に設えられた大きめの短冊やなにやかやに飾られた小屋からポン!バチン!バチン!とはぜる音がし始め、炎が紙の小屋から立ち上がり、川面を照らして燃え上がった。 人々が集まって冥土での福を祈る蒸し暑い夜の美しさだった。 灯籠舟が終わると「花火大会です。」というようなアナウンスがあり、人首川の下流の方でポーーン、ポーーーンと、ひとつずついとおしそうに打ち上がる花火。昔はこういうふうだった。江刺のお盆と一緒に自分の子供の頃の思い出もポーーンポーーンと打ち上げられる。 それが終わると「百鹿踊りです」とアナウンス。目当ての百鹿。人波をワクワクしながらメイン通りへ急ぐ。するとさっきの食堂の通りだった。 ドンツクドンドン♪ドンツクドンドン♪ときどきバッサ〜〜!と長く伸びたささら状のものを地になでつける。ドンというのが百のグルーブでドザァ〜と云う音になる。こりゃもうほんとにエライものを観た。おまけにカッコいい。 ハァ〜面白かった。観られて良かった。あのコンビニにポスターが貼ってなかったら、これを知らぬまま通り過ぎていた。あのポスターを見られた東北ツーリング全体の天気や都合のあれこれの巡り合わせの縁をありがたく感じたのだった。 そして祭りの後、賑わいのはずのキャンプ場へ、暗くさみしい田舎の小道をバイク飛ばして戻ってみると、やっぱりテントはぼくのやつひとつっきり。 だ〜れもいない山間の広場、お月さまが明るく照らしはじめている所だった。 21:00大師山キャンプ 23250
by magari_tumuzi
| 2015-01-27 15:44
| 2000夏.東北行XT500
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