仕事用iMacのデスクトップを、大好きなデビッド・キャラダインにしてみた。画像のパワーが強すぎて、この上に書類を開いて見えなくなっているのに、重く熱い視線が突き抜けて来て疲れる。活力が奪われる。どうしたらいいんだ?
「デスレース2000年」という映画の場面。おぼろに覚えているストーリーは、人を轢き殺しながら西から東へとアメリカを横断するレースで、殺した分だけ得点が加算される。キャラダインは負けていたけれども、最後の最後、大統領を轢き殺したので高得点が加算されて逆転優勝!
素晴らしい映画だった。
彼の事は
「燃えよカンフー」を観ていっぺんにファンになった。元はブルース・リーがやるはずだったらしいが、ぼくはキャラダインで良かったと思っている。彼の目つきはどうも怪しくて、植物のような容貌の中に針のような狂気がいやらしく宿っていた。彼が死んでしまった時も、自慰の最中に何やらを誤ったのが原因と知り、残念と同時に彼らしくていいと思った。
あれ?なんでこんな話になっているのかな?
昨日見た夕焼けが素晴らしかった話を書く予定だったのに。
ま、いいか。
デビッド・キャラダインが出てもっともまともでよかった映画は多分
「ロング・ライダース」。キャラダイン3兄弟とキーチ(?)3兄弟出演、西部の銀行強盗ジェシ・ジェイムスの物語。音楽はライ・クーダー。弾の当たる時に飛んでくる音が逆廻しで入っていて、すごく怖かった。
西部劇はいいな。チャンバラも好きだけど、この頃の時代劇は真面目なのばかり。素浪人花山大吉みたいな映画があったらいいのにといっても大衆受けしないのかしゃん?
夕焼けは西の空を染めているのをよく眺めるけれども、昨日はたまたま東の空だった。東の水平線から押し寄せてくる雲を西日が押し戻そうとしているようなせめぎ合い。上が進まないものだから下から幾重にも押し上げるようにだったり、差し込むようにだったり、いろんな形の雲が湧いている。そんな感じだった。
右手の水平線の靄の上にちょこっと出っ張りが見えているのが富士山。
あー、そうだ。パコ・デ・ルシアの動画を見ていて、なんとなくデビッド・キャラダインに似ているなと思って、あれこれ考えちゃってこうなっちゃったんだな。やれやれ。