最近短い靴下あるよね。ズックの時はあれであんがい様になる。昨日、気にせずそういう靴下をはいて出かけたが、わりと新しいちょいハイカットな革靴を履いてしまった。歩き始めてすぐにアキレス腱の辺りが擦れるのに気がついたので駅まで歩かずにバスを待つことにした。
「あとで長い靴下を買えばイイや」とか思っていたらIさんが来た。近所に住むIさんは青山で個展を開催中で、ぼくもちょうどそこへ行くところだったので画廊まで連れてってもらった。画廊の場所が不案内だったのでちょうどよかった。
三階にある地下鉄銀座線渋谷駅。変わりゆくある渋谷だがここはまだぼくが知っているままで懐かしかった。
表参道で下り、地下道を歩き、ながーーーーーーい階段を上ってギャラリーまで行く間にいよいよズレてきた。
絵を観て、しばらく歓談して靴下を買いに出た。表参道から原宿まで歩く間、がんがん擦れてくる。短い靴下をむりやり引っ張り上げてアキレス腱を保護すると若干楽になる。神宮前交差点辺りの店やラフォーレをくまなく廻るが靴下が見あたらない。(ラフォーレってヒップホップ系以外もう男物無い?)おいおいおい、どうしたんだ東京よ。靴下無いじゃん原宿よ。季節の変わり目だから何を置こうか迷っているのかよ?
とにかくもうズレて末期的になってきた。万事休すだよ。明治通りを渋谷に向かって移動しはじめたら、「竹下通りにかわいい靴下が売っている」と情報が来たが時すでに遅し。「クロコダイル」「リーバイス」直営店みたいなところを覗くが靴下無し。ふーん。まあ靴下屋じゃないからな。しかしまあその辺にあった。ユニクロのような量販店。早速明治通りの人の行き交う中で靴下チェンジ。
オッケー。問題は解決したぜ。
そこから文化村へ歩き、知人の展示を、と思ったら終わってレオナールフジタの版画屋になってた。( T o T; )
ちょうどフランス時代のフジタをやってたけど観る気になれなくて、初台の友人の展示に向かうことにした。藤田嗣治は、国立西洋美術館にある松方コレクションの中の一枚を愛しているから、もうあれだけでいいや。と言う傲った考えで遠慮しておいた。
円山町で秋祭り。
そのあたりでおいしいラーメンを食べて富ヶ谷の住宅地を縫って歩き山の手通りに出た。靴擦れはなんともなくなったけれども、東京を歩くことの面白なさが頭の中でぐんぐん伸してきた。
この蒸し暑さ。蒸し暑いばかりでなくペテペタと肌にまとわりつく見えないセロハンのようなイヤらしい感じ。ウーーもうイヤだ。(鎌倉に帰って、実はこれは東京のせいではなくて近づく颱風のせいだとわかった。)
井の頭通りを越えて、代々木八幡の陸橋を越える辺りを歩いていたらちょうどバスが停まったので釣られて乗ってしまった。冷房が効いていて涼しい。初台などすぐにそこなので立っていても一区間ぐらいで着くかと思いきや実にちょくちょく停まる。100〜200メートル行っては停まる。なんやねん、と思って座ったら次の停車場で、下りそびれてしまった。
「どうせまたすぐに停まる」と思ったら、甲州街道を加速して走っていく。え〜〜〜?と信号赤なのにひゅっと通り越して停まった。щ ( T д T; ) щ。まあバス停が信号の向こうだから信号で停まったとしてもそこでは下りられないわけだが。。。。
というわけでずいぶん歩いて戻った。けっこう歩いたと思う。ヘトヘトというほどでもないか。初台ザロフにつく頃は汗ダク。湿気のペタペタで気分が悪くなってきた。
ザロフには知人がいて、そしてまた何人か集まって来てワイワイガヤガヤ創作活動あれやこれやの話に花が咲いた。久しぶりに直のコミュニケーション。話すのは楽しいね。
そういうわけで若い人たちのガンバリに刺激を受けて帰って来た。ライブもないのに東京に行くなんて久しぶりとか思っていたが、直前に横川タダヒコのライブ情報がツイッターで入ってきた。
そのタイミングで行くのは無理やろ。折角だから観たかったな〜トホホホ〜。せめて昼頃に告知してくれ〜。