しばらく前にWOWOWの放送で
『180°SOUTH/ワンエイティ・サウス』を見た。その頃は特集でロッククライミング関係の映画やドキュメントをいくつか連続して放送していた。ヒトラーに言われてアイガー北壁を登ったのとか、最近はNHKでも女性ディレクターがアイガーに登っているのを放送していた。
ロッククライミングが流行り?
高所恐怖症のぼくはそういう映像を見るだけでもう落ちて死んだような気持ちになる。茶の間にいて足がすくみケツがブルブル痙攣する。このように楽しんでもらえると制作者もうれしいのではないか?と思ったりもする。
クライミングには憧れるが、岩木山の急斜面なただの岩場でさえひどく怖がったぼくにできそうなのは似たような服装をすることだけ。
『180°SOUTH/ワンエイティ・サウス』は、登山ウェアやグッズで有名なノースフェイスとパタゴニアのそれぞれの創始者の旅を再現する旅の映画だった。カリフォルニアから南アメリカの南、パタゴニアへのフリーダムな旅。老いた本人たちも途中で映画に参加している。映画は山と海を舞台にしていて、パタゴニアのイヴォンはサーフィンも披露する。
パタゴニアの日本本店は鎌倉にある。鎌倉の人の身なりの良い人の防寒ウェアはほとんどパタゴニアだと思って間違いない。と思う。去年?今年かな?、少し離れた並びにノースフェイスのお店ができた。どっちがいい?
とか考えてしまうのは月並みな神経のしみったれた市民のクセですすみません。
最初はやっぱりなんてったって本店のパタゴニア。なにしろ創始者がサーフィン好きでここ鎌倉を選んだと言うくらいだ。などと思ってました。
どっちにしろゴアテックスジャケットは高い。ダウンも高い。ズボンも高い。Tシャツだって!高い。特にパタゴニアはバーゲンの時しか買ったことがない。
映画でノースフェイスの創始者、ダグはチリに住んで森の土地を買いまくっている。保護を目的にとことん買いまくっている。これを変人だとパタゴニアのイヴォンは笑いながら呼んでいた。変人好きなぼくはノースフェイスに傾いちゃう。仕方がない。
最近、パタゴニアはシーシェパードにスポンサードしているのを知った。シーシェパードは日本の捕鯨船に攻撃を加えているグループ。
ぼくは日本人はもうそんなに鯨を食べていないのだから、あんなに南洋まで出かけて行かなくてもいいと思っている。鯨だって別に無いなら無いでもいいくらいに思うし、あえて食べなくてもいいと思う。どうしても食べたいと言う人は本当にわずかだと思う。あの「ナントカ捕鯨」で鯨を捕まえて殺すのは方法を変えてもいいんじゃないかと思う。食糧不足で必要になればまたはじめたらいいぢゃない?今途切れたら技術がなくなる、と、その程度のもの?技術継承のために捕鯨を続けるなら「ナントカ捕鯨」という名目は嘘ということになる。
だけどシーシェパードもおかしいと思う。子供のようにヒステリックに喧嘩をふっかける。いい大人がスペクターみたいな機械を作ってテロを企んでいる。出資しているミック・ジャガーやショーン・ペンも大嫌いだ。内情はよくわからないけれど北朝鮮と同類な匂いだ。
さて、パタゴニアとノースフェイス、どちらを買う?
まあ鎌倉に店があるからって、別にどっちかに決めなくてもイイよな。
辻堂にでかいショッピングモールができたしねえ。