わたしはピンクフロイドが好きです。
セックスピストルズが「ピンクフロイドが嫌い」Tシャツを着ていた頃は、若干トーンダウンしていましたが、彼らを知ってからずっと好きだとアピールしてました。アピール?噓。そんなことはしてないね。大体わたしのような小市民がなにを好きでも嫌いでも気にかける人はいません。
一年ほど前に「トリビュートバンド」の話題をニュースで知りました。活動の活発でなくなったり解散してしまった往年の人気バンドのコピーバンドのことです。最近、ユーチューブでそういったバンドの映像を探していて「あ、あったじゃん!」と思ってみてみるとトリビュートバンドだったりします。
ガー( ̄ロ ̄lll) ーン
上はブリット・フロイド、下がオーストラリアン・ピンクフロイド。
両者とも本家に負けないような規模。バリライトの設置もほぼ同じデザイン。不思議なことに円形スクリーンに映し出される映像がオリジナル。む〜〜これはのれん分け?ピンクフロイド支店なのか?
上手な人ならばこうしたプロジェクトだって半年くらいでできてしまいそうだし、なんだかファンとしてはどういう気持ちでやってんのか?とかちょっと知りたい。
しかし、こうなるとモーツァルトやベートーベンなどのクラシックと同じ扱いなのでしょうか?
企画。楽譜。リハーサル。演奏会?
オリジナルの時代に聴いたことがなかった音楽を体験したいって事か知らン。ぼくなどがオリジナルのサラサーテの「チゴイネルワイゼン」を探して聞いたりするのと似たようなことかな?これから五十年後の人たちがピンクフロイドやセックスピストルズをどのように体験するのでしょう?あのギタリストはスライドが良かったとか、早弾きが正確すぎるとか、情感が強すぎるとか。いろんな奏者に対するクラシックのような評がでるんでしょう。変な感じ。
そうしたときに、アドリブはどのように扱われるのかな?アドリブはアドリブだから自由にやるのがオリジナルに沿っていると言うギタリストや、いや完全コピーこそオリジナルだ、という人もいるかも。
どうなるのかな?
個人的には「Dogs」のギターソロを聴き比べてみたいです。
この時のツアーをぼくは代々木体育館で観た。バリライトのショーがもの凄くて愉しかった。外タレはアーティストよりもとにかくバリライトが観たい。とかとか。最高の一曲は「虚空のスキャット」だった。三人目の声が出た途端に涙があふれる。