今年は、ヤブカリンスキー将軍が痛風で休養中なので日本ツンコンテトンフォ会員のケムシ君に来てもらって藪を刈ってもらった。多いに乾燥中とあって、枯れすすきをまとめる際にはもうもうたる埃をかぶりまくったようだ。髪からカウチンからクロックスまで。
そして概ねきれいになった。昨年、伸びに伸びた小枝は反逆罪に問われて殲滅させられたのは言うまでもない。おそるべし日本ツンコンテトンフォ会員。まだ総会員数1名らしいのでいろいろな役職を兼務しているという話だ。
先日、久しぶりに東京に出てアレコレ見て回った。
「瓜南直子個展」では、最近忘れていた清々しい湿気のある絵を堪能。神話の片隅の英雄譚、邪気に富んだ無邪気な天子。絵を見ていると物語から流れてくる空気にいつの間にかつつまれてしまうような作品。細かいことだけど、
亀の爪の背中をつかむ感じ、ああいうことがとても好きだ。
それからビリケン商会で
「セーラー服コンプレックス」展。
ぼくは特にセーラー服にはなにもときめかないので、というかセーラー服は男性が着ている方がだんぜんグッと来る方(などと書くと妙な受け取られ方をしそうだけどそういうことではない。)なので、普段ならほぼ素通りしてしまうところだけれども友人が何人か出展しているので観てみた。
感想もセーラー服的には特にピンと来なかった。個別にはアレコレ。しかしとにかく花輪和一の絵がピカイチだった。
画廊でふたりほど女子を拾って、ゴールデン街で某画家誕生日パーティへ参加。
ぼくのプレゼントはDEVOのエナジーハット!ややうけ。喫茶「すみれの天窓」の備品になったので興味のある方はぜひお店でかぶってみて下さい。活力モリモリ湧いてくること請け合い?(by bob1号)
そこで画家から「低音がとんでるんだけどぉ〜」とCD-Rを手渡された。『なに??普通そんなエマニエルサンフラワーのCD渡されても聞かないよなあ』と思う自分。「誰ももらってくれないから」と付け足され『いやいやぼくも貰ってもなぁ〜エマニエルサンフラワーの先日のライブの生録CD聞かないヨー』。普通ならエマニエルサンフラワーのCDは聞かないで、ポイと机の上に置いて忘れてしまうよね。大体エマニエルというところをぼくは最初間違えてエマニュエルとか言ってたもんな。
しかし、やはり友だちから貰ったエマニエルサンフラワーのCDは聞かなくちゃならないだろう?日曜の朝から聞いてみたら、なんだこれ。色んなところにならず者はいるだろうけど、コリャまたとびきり阿呆なならず者。ならず者だけどすげーいい奴な感じ。ロックをやるというのはこういうことだよなあ。歌がいいので胸が熱くなった。気になる人もならない人もこの際だから観てみたらいいだろう。インディアンの羽根はちょっと気になるところだけども。