昔好きだったNHKの「未来への遺産」という番組に出てきた言葉。たしか30数年前の放送だと思う。
アラブやヨーロッパ、アジアの古代の遺跡、絶えた文明の記録だった。それがもう本当に好きで高かったムック本も全部買ってもらった。
砂漠の中に佇む小さな螺旋の石塔。ドキドキしながら観た。
それ以降、「らせん」は常にぼくの中でものを思ったり考えたりするときの核になっている。しかしそうなる根源はもっと昔にあったのだけど、それは多分前にも書いたし、他人が読んでもたいして面白くないし長くなるので(とか書いてるうちに書いちゃえば済むんだが)割愛。
名古屋駅からなら歩いていける距離に「トヨタテクノミュージアム・産業記念館」というのがあって、弟がなにか食べられるというのでレストランのついでに覗いてきた。素晴らしい博物館だった!
綿から糸を紡ぎ出す機械、糸から布を織り出す機械。古いのから新しいのまでずら〜〜り。半分ぐらいの機械は稼働する状態が見られるようになっている。
豊田佐吉という人の伝記は読んだことがあると思うがあまりに大昔なので忘れてしまった。象のように巨大な綿の袋から糸を紡ぎ出す機械。混沌から螺旋を作り出す。科学者が宇宙をどんな形で説明しても届かないリアリティがここにはあると思う。佐吉は、膨大な螺旋に囲まれて笑っていたのではないだろうか?
自動織機を観るだけで結構疲れてしまったので、車コーナーは軽く流した。
「トヨエース」。昔よく見たような気がするタイプ。こういうデザインなら今でもすごく売れるんでは無かろうか?売れないかな〜?空力が問題かな?風切り音がうるさそう。
アルバム・産業記念館