この鉄板のえぐれ。角の作り方。メッキのモールの曲線。すべて今はもう失われた物。だけど、工業製品の遺産としてまだ見ることが出来る。現役で走っている。
醜いジュリアと呼ばれたアルファロメオ・ジュリアTIの美しいこと。
ソレックス・キャブレーターを三個一で作り上げて調整しているところだった。
「ソレックス」といえば、ぼくは高校の時、暴走族の友人から「ソレックス6連だぞ!」と自慢されたことがある。その時はまるでピンと来なかった。スカイラインGT-R(ハコスカ)のボンネットを開けられても、どれのことだかわからなかった。1300ccジュリアTIには、それがひとつついている。
でもこれで二個分なのか知らン?ピストンが二個あるもんねえ?
アメリカとは違うけれども、どこか共通したエレガンスが漂う。このオーナーはモンキーも好きで、バラになったのも合わせると7〜8台あるのではないか?
みかけは250ccの初期型RZもあったりして眼福なガレージだった。好人物のNさん、メカ好きたちに快く場所を提供してくれているのだった。
昨日は、アルファロメオ145のメンテナンス大会があるというので埼玉まで遠征。関越道路が遠い。しかし富山から駆けつけた2台もあり大盛況。全国の145の一割が集合したのでは?という話でもあった。実際どうだかはわからない。最近は中古がとても安いので逆に増え始めているという噂もある。10万円台でも、こんなにカッコよくて楽しい車が手に入る時代。
ぼくは、近々穴が空く予定のマフラーの、次期候補はどんな物がよいか偵察に行ったのでした。10年前の車のリプレイス部品自体がほぼないので選べない、ということはよくわかりつつも、やっぱり人がどんなのを付けているか気になるところなのだ。
しかし最近導入されたコンピューター診断をしてもらったら、今んとこ電子制御的な部品の不具合は出てないようだった。ん〜〜寒いときのハンチングは気になるが、とりあえず安心。
名前と顔を覚えるのが苦手なので、どなたが誰と次にお会いしたときもおぼろげですが、みなさんありがとう。またよろしく。それまで安全運転で。
145の集まりなのに、帰って確認したらTIの写真しかなかった。