イギリスのアビーロード・スタジオが売りに出されているらしい。
さすがに日本の宝くじを当てたくらいじゃ買えないだろう。世界のナントカ遺産に堂々残しても良い建物だと思う。ビートルズ、ピンク・フロイド、なんとかかんとかアレヤコレヤその他いろいろ。涙が出るくらいさまざまな20世紀の音楽を伝えるために使われたのだ。と思う。
20世紀の音楽を録音しまくったスタジオ。よく中国茶の茶壷(急須?)は途方もなく使い込むと、葉っぱを入れなくても極上のお茶が出るようになると言われるが、まさにそんなスタジオ。音楽を鳴らさなくても音楽が鳴る。
そんなわけないけどな。
ヤフオクでスピーカーなど見ると「アビーロードで使用しているのと同じ」とかいう売り文句もたまたまある。そういうスタジオというのは他にない。ERに出てくるアビーとは関係ない。そしてアビーのお母さんはうるさいよな。
《オリンピックの話題》
フィギュアスケートが嫌い。あれは世界一の舞台だというのになぜカラオケで踊るのか?たいていなんだか趣味の悪い音楽。切り貼りのめためたなリズム。あれじゃせっかくの演技のリズムが崩れてしまう。それがわからないのかしらん?なんで機械のリズムに合わせなならんの?競技だから?
最近では2000円で観られるアングラ演劇でも生演奏が入ってたりする。それはやっぱり役者のリズムと舞台のタイミングを密接にするためにはそうすべきなのだろうと思う。音楽はなんやら一流で有名だったらテープでいい、みたいなのって安易な貧乏根性だよな。無名でもグッと来る演奏はたくさんある。その方がよほど尊い。
演技が美しいなら、カラオケ音楽など無くても良いと思う。演技は美しいのだから、あの邪魔な音楽と解説とけったいな衣装をやめてほしい。それは別のショーでやることではないのか?
テレビで見る清流や滝の風景には、たいていインチキ華麗な音楽がくっつけられる。現実に滝に寄ると轟音でなにも話せないくらいうるさいし、激しい水しぶきで濡れる。ブヨも飛んでいる。そういうのが滝なのだ。フィギュアの本質は、スケートの滑走音や呼吸にもあるのではないか?きれいなものだけ見ようとするのは、なんだか貧しい行為のように思えるのだ。などなど。
まあどうでもいいか。カーリングのアメリカ戦、痺れたのぉ〜。