つわぶきがまだ咲いている。長持ち。というかぐんぐん開いている感じ。
夢。
名古屋で黒色すみれがライブをやるというので、ぼくもパーカッションで混ぜて貰うことになった。前日リハーサルをしてみるとステージが狭いのでパーカッションとドラムスは客席の4列目あたりでセッティングしたが、なかなかうまくできた。パーカッションといってもハイハット・シンバルとティンバレスだけのシンプルな構成だった。
次の日、実家からライブ会場に歩いてでかける風景は台東区の金杉通り。ふぐ屋の隣に白いタイル張りのビルがあって、通りに面した二階への階段には列ができていた。わくわくしてきた。
会場裏の暗い内階段の踊り場でだれかと話したりしていると急に不安になった。
ひょっとしてもう出番が過ぎちゃってるんじゃないか?
と思って行くと演奏が始まっている。慌てて半ズボンを長ズボンに履き替えながら飛び出して、客席の中に置かれたパーカッションの席に座ると「あの人、ズボンが変」とか声が聞こえて焦った。
ハイハットを懸命に叩くけれども、まるでちぐはぐでリズムに合わない。アレレレ〜〜困った困った。ひどく焦った。見るとステージで演奏しているのは黒色すみれでなくて他のバンドだった。
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