家にあるものの中でもっともゴージャスなのがこれ。
1993年製Gibson LesPaulのGold Top。「本物」ではなくてヒストリックコレクションという1957年モデルの自社製コピー。この頃なぜかストラトでもテレキャスでもなくこれでガチャガチャやっている。弦が緩いからか?「緩い?」
Fender Blues Jr.で音を出すとなかなか好みの音が出る。
弦を換えてやろうとしげしげと見ていたら、だいぶウェザーチェックが成長しているのに気がついた。
「ウェザーチェック」というのは、ギター表面の塗装のひび割れのことです。ひび割れたからと言ってギターが割れてしまうことは多分無いと思います。松の木のように中から汁が垂れて来ることもありません。
13年でこんなに「生える」もの?ギブソンのラッカーと気候があわなかったせいかな?急に乾燥しすぎた?原因はよくわからない。1937年頃のGibson EH175は、湿度管理のしてない部屋に出しっぱなしで丸一年でもこれほど進行していないように思う。
いかんよいかん、いかんのはわかってます。
急速に冷やすスプレーなどを掛けるとウェザーチェック効果を作ることが出来るらしいけど、大事なギターにそういうことはいたしません。
チェックするといろいろなところに生えている。ブリッジを載せるスタッドボルト周辺にも。
うう〜〜〜〜ボロい。実にボロい。そして渋いなあ〜。
弦交換のついでに掃除したけど、ネジというネジが半分ナメかけている。クリーム色のピックガードやエスカッションを止めるネジ。恐い恐い。安いの買ってきて付け替えよ。
身に過ぎる豪華版のギター。売ってしまうつもりだったけど、もう少し遊ぶことにした。
最後の写真は、作業を見ていたハルコ猫。