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旅 行 楽 器 温 泉 美 人 読 書 写 真 界 隈 ハウス 夢の風景 美術/芝居/音楽/映画 1989冬.イタリア 1996夏.紀伊半島SRX 1998夏.北海道行XT500 2001夏.沖縄行XT500 2003冬.北海道カローラ 2004冬.九州行145 2005秋.沖縄〜XT500 2006秋.東北行145 2008冬.湖北・北陸145 七月のにぎやかな客人 その他いろいろ 最新のコメント
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![]() てくてく歩いていくと有名な冷たい雨の中に花のドゥオモ。 現実とはこんなにあっけなく現れる。しかし、心はおおお〜〜〜。 中を見るのは後にして、先にウフィッツィ美術館へ向かった。ウフィッツィ美術館でフィリッポ・リッピとかボッチチェッリとか。 この頃はガラスの衝立もなく触ろうと思えば触れる感じ?だったかな?とにかく「プリマヴェッラ」や「ヴィーナスの誕生」の前で小学生がワイワイやって写真を撮りまくったりしていた。ような気がする。のに、なぜぼくは写真に撮ってないんだろう?写真はダメだったのかな?よく覚えてない。 ![]() 橋の上は貴金属屋さんでいっぱい。職人もいてカンカンコツコツあれこれ作っている。こういう所、「パフューム」という映画に出てこなかったかな? それからピッティ宮という所に行っちゃったかも。メジチ家のでかい庭園付きの御殿。雨雨。 よく覚えてない。グロッタがあって中に入らせて欲しかったけれどもただの一般人だし、誰も係がいなかったので黙って暗いところを眺めただけだった。 ![]() ![]() なんだかおかしなデブの像だな、と思っていたらメジチ家の誰か知らンの像だったらしい。こうした像を造って置けるなんて器がでかいというか、諧謔に富んだ人物だったんだろうと思わずにいられない。こういう精神性がなければパトロンなんて無理だろう。なんとなく澁澤龍彦の描いた藤原清衡を思い出す。 ここでも世界を思わせる象徴としての亀を見た。 ![]() たぶん寒くて疲れた。どこかでバールに入ったと思う。ベネツィアでチーズにあたって胃がもたれてさっぱりしないのでイタリア料理をまったく食べていない。砂糖付きのパンとかクロワッサンのようなのばかり食べている。 バールでカフェラテを頼んで、パンを食べようとうろうろしていたら「Panna」と張り紙があったので指さして「ぱんな、パンナ、ウノ」と頼んだ。周りがなんだかニヤニヤしたような気がしたけれどまあちっこい日本人がもの珍しいのだろうと思っていたら、運ばれてきたものは飲み物で、カフェラテによく似たカップがふたつならんでしまった。 その後顔を真っ赤にして、レジ横にあった砂糖まぶしのパンをもう一度買いに行った。イタリア人たちは大きな声でなにか盛り上がっていた。イタリア人は常に声が大きいのだ。 アルノ川の色は濁っているのか、日本にはない色。曇り空が似合う。 ![]() ヴェッキオ宮殿も修復中だった。チンチンを見上げる経験はなかなか無い。 ![]() なんだか時間がおしてしまってふたつある塔のどっちに上がるか悩んだ末、高い方!と思って登った塔から花のドゥオモの展望所を見たらあっちの方が高くて悔しかった写真。 だけどドームに一縷の光線を当てた奇跡の写真。 ![]() 日が暮れる頃、駅へ行く道がわからなかったので、ポリスに訊ねたりした覚えがある。それで駅へ向かう途中、聞いたことしかない高級ブランドの軒を連ねる通りを歩いた。そういう聞き覚えのあるところではない洒落たお店でひとつカバンを買った。 ![]() ホテルに戻って、ホテルガイドをパラパラ見ていた。このままローマも集団旅行に呑まれるのはどうかと思ったのもあったし、ひとつ泊まってみたいホテルの名前のメモもあった。澁澤龍彦が滞在中に泊まったホテル。そのホテルをガイドに見つけた。 自分で予約するのは無理なので、フロントのニイさんに頼んだ。航空券を見せろというので見せたら「この金額をおまえが払ったのか?」と何度も驚き混じりに聞かれた。なにしろ額面60万円の航空券。実際は12万円ぐらいで宿泊込みだった。 「シーシー、ぼくが払いましたよ。」 ホテルの予約はなんなく取れた。ちょっと高いけどいいだろう? コジモ・ディ・メジチは「帆をかけた亀」を「急がば回れ」という教訓の象徴としていたらしい。どうもフィレンツェじゅうに亀の像があるらしいと、いろんなブログに書かれている。知らなかった〜〜無知が恥ずかしい。 ![]() 日記を付けてなかったので、フィレンツェのことをあまり思い出せない。 前日はピサから列車でフィレンツェまで来て、市外から少し離れたホテルに直行して疲れてそのまま休んだのだと思う。翌朝起きて朝食のためにロビーに出ると日本人ツアー客でごった返していた。ぼくらはツアーではなかったがツアーで使う安宿で泊まっていたから仕方がないけれど、せっかく異国に来ているのにこうも日本人では、誰しもうんざりするのでは無かろうか?どう思う? ![]() ![]() そぼ降る雨、市街までどれだけあるのかわからなかったけど歩いた。 ヴィンテージでない普通の街。はじめて見るガソリンスタンド。はじめて見るバイク屋やその他いろいろな商店。実に地味。日本のような看板はほぼ無い。そこが店なのかどうかわからないこともある。もしここに住んで釘抜きが欲しくなったらどこに買いに行ったらいいかわからないだろうと思った。それくらい看板は控えめで美しい街だった。イギーはワイルドだったけど。 ![]() ![]() ![]() コーヒーカップやベネトンの大きな壁画。なんだろうこの誇り高い感じ。 小さい頃からこうした「最高」感覚を味わっていたら、安いものばかり買って威張っている日本のような人や街にはならないような気がしてくる。車はあいかわらず小さくて可愛い。一番上はルノー4で、この翌々日に同じ型の車にお世話になることになるのをこの時は知らなかった。 雨の中を出勤するバイク。ほとんど小型、多分125cc以下のスクーター。独特の雨除けを装着して、みんな足を少し上げた格好で飛沫を上げながら滑走している。おしゃれなイタリア美人も伊達な青年もモーター文化と共生している。 ![]() ![]()
おくればせながら、明けましておめでとうございます。
1月11日、渋谷ON AIR WESTにてライブを観てきました。 体調を壊したボロボロの戸川純、カリスマ爆発。すごいなあの人。ライブを観たのは去年のロフトに続いて二回目ですけど、声出なくて体も動かなくて(なにしろベビーカーのようなのを押しながらのおばあちゃん的登場)、でも歌うと凄み。女はおっかない。 ロフトの時はほとんど見えなかったギタリストのデニス・ガンもよく見えた。もちろんメリーさんもよく見えた。 (今日1月13日遠藤賢司の生誕65年ライブにメリーさんと戸川さんふたりで参加らしいです。エンケンとのすばらしいジョイントが観られると思います。) その次なぜかSparks! ![]() 実はコレを観に行ったのだ。お忍びで日本旅行中のスパークス兄弟が日本のファンに「ちょっと挨拶」ということで出演。いきなりアカペラで「アマチュアアワー」!ででで〜〜涙〜〜名曲パレードで30分とちょっと。最高のお年玉。 そして主催の岸野雄一さんのバンド、ワッツタワーズ。 誰?と思ってたら岸野さんはウツノミアさんの手作りガイガーカウンターの時の場所提供の映画美学校の主催の人で、一度面識があったのだった。暗黒面を塗りつぶした不気味に明るい完璧なプログレッシブロックだった。おそろしや〜。イトケンさんのドラムはいつものようにパーフェクトで、栗コーダーとしてしか知らなかった栗原さんと近藤さんのベースとギター、むちゃうま。なんやねんこのメンバーの集まり方。 途中でJON(犬)も飛び出して、あ〜〜おもしろかった。 今年もあれこれなにやかや、よろしくお願いします。 ![]() 列車の旅、一日目は青い線、ジュネーブからミラノで乗り継いでヴェネツィアまで。二日目はヴェネツィア観光。三日目は緑の線の線路でイタリア中部へと向かった。宿泊はフィレンツェだったけれども、一度通り過ぎてピサへ観光した。 地図の赤い太い線は空路かなにか?ぼくの旅行とは関係ありません。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() なぜピサへ行ったか? イタリアというとピサの斜塔くらいしか思い浮かばなかった。じゃあなぜイタリアなんぞへ行ったか?というとよくわからない。 駅から、確かトボトボ歩いたと思う。ちょうど最近行った姫路のような感じで街を抜けるとカランとした広場があってそこに超現実主義の絵のように塔と聖堂が建っている。おみやげ屋がいっぱいで、いくつか斜塔のフィギアを買ったと思う。 ![]() ![]() 塔の中心は螺旋階段になっていてやはりすごくすり減っている。二階三階とグルグル回って登るのだが、傾いているから重力が変で疲れる。 出口からベランダに出ると手すりとか柵のようなものはない。柱があるからそれを頼りにするのだけれども太いからしっかり抱きつけない。思ったより傾いていて滑って落ちそうで非常に恐いですよ〜〜。(しばらくしてから登塔禁止になったらしいが、今はまた登れるようになったのかな?) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() こっちかな?こっちか?あっちかな? とかとか、紙ッペラの地図をくるくる回してどこだかわからない細い道に迷い込んだ。あっちが明るいとか、あっちに人の流れが、とかとか。うろうろ。 ![]() どーーん! 塔が聳えて急に視界が開けるマルコ広場。広い〜〜。くらくらする〜。クラクラしながら吸い込まれるように塔に登った。石段が凹んでいる。並々ならぬ数の人が上り下りしたのだろう、大理石の階段がキャラメルのようにやわらかく凹んでいる。そしてたっか〜〜い。 ![]() 露地を歩いてもおおよそわかっていたけれどまるごと昔のままが保たれている。京都はどうして保てなかったんだろう?木造だったから?本当に?おそろしやイタリア人の意地クソ。 日本の「もったいない」はダメ。あれはお金持ちと貧乏では意味が180°逆転する。お金持ちは「古いもんそのままにしといたらもったいない。つぶしてビル建てたら儲かるがなぁ〜〜がっははは」そしてちょっとした空き地も見逃したりはしない。慎ましい人は「古いものでも大切につかわなもったいない」という。京都は「がめつい」が主流だった?奈良の今井町は丸ごと残っている。偉大な今井町。 ![]() 昔、徹夜の電車で着いた明治神宮の石段に疲れて腰を下ろした途端、警備員にド叱られた。国立西洋美術館の「地獄の門」に近づこうと知らずに耐震設計の石床に乗った途端にド叱られた。耐震なのに人がちょいと乗っただっけやで。ブロンズに息もかからん距離。 いかんいかん、日本のケチばかり書いているぞ。 ![]() もう中国人とは一生口を利いてやらん。 ![]() ![]() テレビなどで見るカンツォーネというか歌、歌ってくれたかどうだか覚えていない。見習いニイチャン、ひととおり説明はしてくれる。建物がビザンティンとどこやらの混合様式であることはなんとなくわかった。そこら中に顔の意匠が使われてあるのがグロテスクで面白い。 ![]() 途中、美術館のようなのを発見して、ああ見に行けば良かったと思ったり。しかしセクシーなドレスのセレブがパーティーをやっていたり、歩いていない地域をアレコレ見物。 真ん中でのんびり座って運河を楽しんでいられるかと思ったら間違いで、時々、「おい、前に行って手伝ってくれ」と言われる。すると前に行ってゴンドラのくるくる丸まった先端の自慢の造形が橋に当たらないように、手で船を押し下げた。この頃の海面の上昇で橋をくぐれなくなっているらしい。そういう手伝いは面白いものだね。 ![]() 日が暮れてしまうと、露地はかなり暗い。ポツ〜〜ンポツ〜〜ンと赤い電球が灯っているだけ。人波からはずれると駅への戻り道がわからない。 この人も急いでいるからきっと駅へ行く人だ、と思ってこっそり後をつけていったら、不意に路地を曲がり暗い教会の中に入って扉を閉めてしまった。ウヒョ〜〜なんか恐い。GPSとかナビとか無いんです。地図だってどっちが上なのかわからない。時々現れるささやかな「stazione」を目印に歩いてようやく駅。 ![]() なにか食べなくてはとホテル近くの大衆向け?リストランテに入った。ガラスケースの一品を指さすとそれを皿によそってくれる。何品かよそって貰うのだが、うむ〜〜大量によそってくれるのだなぁ〜。なにしろもの珍しいからあれもこれも食べてみたい、しかし我慢して4品ぐらいにしたら大量の料理ができあがってしまった。 ぼくは慎ましい部類の日本人なので、頼んだものを残すわけにはいかない。「もったいない」ので全部食べた。チーズであえたチーズ餃子のような料理も大量に残さず食べた。よってこの後、ローマの最終日まで胃がもたれてろくな食事ができなくなるのだった。無念。
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